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STRANGERS 桃太郎伝説/零章

http://generaldog.net/st/strangers.html

温 羅 : 鶏子
阿曽媛 : 浅見 ゆい
王 丹 : 更科 真都
剛 伽 : 田原 滉大
一宮彦 : 山口 和将
飯野盛 : T-182
伊那毘 : 結崎 有理
赤猩々の王 : NEGI
雉鶏精の化身 : ユキト
端 役 : 浅沼 諒空
      環 玲美
      中嶋 有志
      成海 修司
      にいや
      マキノ
群 衆 : 永炎
      楠谷 將
      黒月 亮
      藤堂 れんげ
      友瀬 涼
      みや。

企画・制作 : ジェネラルドッグ
脚本・監督・編集・イラスト : 犬将軍
主題曲 : 「生ける岩山」 今川 彰人

【注意】
※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り
見捨てられた痩せた土地吉備、そこに異国より鬼たちが渡ってきた。彼らは吉備の人々に製鉄技術を教え、その統治の代わりに献上品を求めた。だが、均衡を保ったそんな関係が崩れる時がやってくる。

正義と悪という言葉をちょいちょい使われる。悪の代名詞とも言われる鬼が出て来て、正義に拘る新たな統治者一宮彦が出て来る。でも、この話ほど正義と悪が曖昧な話もないと思う。
温羅は確かに吉備の人たちに生きる術を与えたけれど、それが吉備の人々を憐れんでとか、彼女の良心からなしたことという訳でもない。もっとプラクティカルというか、契約的な何か、今でいうビジネスライク。でも、それは対等ではなく、やはり支配する側とされる側の関係。正義ではない。でも、正義ではないものをイコール悪というのか?という疑問が残る。そんな統治者が温羅だった。
他のところならもっと悪か正義に寄せていただろうなと思う。お話自体も戦闘シーンがあるのに、なんだかひどく一定で、盛り上がりという起伏がすごく乏しい。でも、なんだかそれがたまらなく癖になる。誰かを楽しませる気なんてさらさらない、ただあるがままに記録した歴史書のようなこびない感じ、エンターテインメントをひけらかさない感じがジェネラルドッグさんらしい気がする。でも、ジェネラルドッグさんらしいユーモアがちょいちょいキャラのセリフに入ってきているから、成り立つことなのかもしれない。
媛は物静かかと思えば意外に主張激しいし、温羅の手綱をとっているし、でも、温羅と離れるのが寂しいというところが可愛い。温羅も温羅で理性的かと思えば、媛に仕方がないなあと付き合っていて、最後には王丹を殺した一宮彦へ放った敵だの一言が強く冷たくてやはり彼女は鬼だったんだと思える。
王丹はずっとバカな子だバカな子だ、でもそのバカさ加減が愛おしいなあって思っていて、低いテンションのキャラの中で唯一騒がしさを持ち込むキャラだったけれど、死ぬ直前にも膝を折らない誇り高い鬼だった。おちょくっていた温羅だって、王丹は自分たちを売らないということを信じていた。
温羅は吉備の人たちにとっては名君ではなかったはず。確かに自分本位の勘違い野郎だけれど、後世ではきっと一宮彦のような人が名君と呼ばれるんだろう。彼は彼なりに正義に忠実な人だから。
それでも吉備の人たちは温羅に従うことを選んだ。正義でも悪でもない温羅を。
ただただ延命処置をして死ぬまで生きるだけだった幽鬼でしかない吉備の人たちは温羅から財産や豊かな生活は与えられなかったけれど、未来と誇りを得た。誇りで腹は膨れないけれど、誇りがなくては人は生きていけない。
一宮彦も別に敵らしい敵ではなかったんですけどね。最初は雅な宮中の人か?という話方で、少女趣味で、気持ち悪いって言われているのが、納得するような人でしたけど←
ずっと自分に仕えていた伊那毘が雉鶏精の化身とわかると情がありつつも、正義に反すると彼女とのこれ以上の関わりを拒絶する。どちらかが悪で正義でというよりもただ相いれなかっただけ。
普通さ、痛烈痛快な英雄か悪役が出て来ても良い話をそうしない。それがジェネラルドッグさんらしいなあと思う。
刺さるというよりも静かに本を閉じてふうと息をついて余韻を味わうようなそんな作品でした。
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幸橋

Author:幸橋
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※私的メモなのと気軽に聴きたいという理由から作品名だけの記事や感想が不親切な記事も多数
※感想が無い・雑でもご容赦下さい
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な感想が多くなる傾向があります

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