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Reading Alliance Vol.1

http://www.reading-alliance.net/

出演者:
武田恵瑠々、美藤秀吉、神崎智也、高橋そら、ヨッシ~バラン、橘こむぎ、緋乃玲

スタッフ:
演出・脚本
大原 薫 (エコーテイル)、水蜜 (碧空プラネタリウム) 、TAKERU (Spiral Spirit)

脚本提供
柏木 湊

イラスト
町屋ちよ

フライヤーデザイン
kanae ohara

音響・映像
大原 薫(エコーテイル)

【注意】
※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り
皆さんの舞台経験、朗読経験を知らない上で、好き勝手想定して書いているので、ご了承を。

■フロウ・サテライト
武田恵瑠々さん一人での朗読。作風としても静かにしんみり聴かせるタイプの作品なので、最初に持ってくるのは納得。舞台経験までは存じ上げませんが、生のライブはたぶんご経験があると思われる恵瑠々さんを持ってくるのにも納得。それでも、やはりトップバッターは緊張されているように見受けられました。
ただ、その不安な様子というか、儚い感じは演じている少年に共通したものなので、緊張からなのか、それとも演技なのか定かではない部分も無きしもあらず。言い間違えのところも冷静だったから演技なのかな?
Letters.の時もそうですが、動きを合間に少し入れるような余裕があるのが良いなとは思います。ただ、なぜか私も緊張していたせいか、フロウ・サテライトは実はどんな感じだったっけと今になって思う(苦笑)一番印象に残っているのは、読み終わって少し上の方を見ている恵瑠々さんの立ち姿なんですよね。寄る辺ない感じが作品にぴったりだなと思ってしまうという、身もふたもないことを思う。ユニットのゆれに辺りを伺う姿も好き。印象を強く残すよりもまず観客を現実からファンタジーにシフトさせるための演目と思っているので、そういう点では良かったなと思います。

■とこしえの恋
聴き直して来いよという感じなのですが、これは前半部分は元々ありましたっけ←美藤さん演じる少年メイン目線の部分。後半は聞き覚えがあるのですが。比較的近い美藤さんの様子を伺う事が多かったのですが、凄く緊張されているように見受けられる(笑)台本の持ち方とか。両手で持っている感じがなんとなく。普段なら感情をもっと深く掘った演技が出来るのでは?と思う所をさらりと読んだところで、やはり緊張ゆえかな?という気がしないでもない(どの部分かセリフが出てこないけれど)さすがというかきれいな少年の感じは出ているんですけどね。
神崎さんは多少こういうライブというか生の表現は慣れているのか。それとも役柄的に一定の型というか感じ、声の音程、声の……形というか、やはり型なんですが、定まっている感じがします。いずれのシーンもその型に当てはめている。それで言うと美藤さんの演技は本当に生ものというかその場で形成される不安定さ(良い意味で)を感じるので、どっちが良い悪いとかではなく、アプローチが両極端なお2人だったのかもなという勝手なイメージ。
神崎さんが読むと声は低くて成熟している感じがするのに、気になって仕方ないのに、それを「嫌い」としか表現できないところが少年なんだと、やっぱりSpiral Spiritさんの作品なんだなと思う。
脚本としてもそれぞれのメインパートを読むという感じが強いので、仕方ないのは仕方ないのですが、Letters.みたいな掛け合い要素というか、2人でやる演目だからこその互いに意識しあう空気というか、そういうのが見えると良かったなと思います。それぞれ個人で完結した1人朗読と雰囲気が近かったので。

■LAST PAYLOAD
一番期待していて、一番不安だった作品でもあります。最後の打ち上げる時の勢いが生で出来るものなのだろうかと。ただ、盛り上がりを考えるに一番最後かな?最後でなくても後ろの方かな?と思っていたけれど、真ん中だったのが意外。でも、静かな作品が続いたからここで空気を変えるという狙いもあったのかな?高橋そらさんのライブ慣れなのかご本人の性質なのか物怖じせず、一言目から生き生きした口調に引きこまれる。それまでの演目と性質が違うというのもあるかもしれないですが、改めて高橋さんの凄さを感じる。凄い。声はもちろんですが、表情も豊かで。感情を次々に変えなくちゃいけないんですが、パッパッと変えていける切り替えがすごい。で、問題の打ち上げの時のセリフ。他の演目も恐らく変えていたと思うんだけれど、BGMが変わっていて、一番やっぱりわかりやすかったのが、このシーンだと思います。どんどん盛り上げていく感じではなく、もっとじんわり聴かせる感じ。生ではあの曲とタイミングを合わせるのが難しいでしょうし、高橋さんの演技がいくら生き生きしていても、声の近さはCDにはどうしても負ける。そういった諸々の理由があっての演出の切り替えだとは思いますが、おもしろいなと純粋に思います。こういう見せ方もあるんだなと。変にCDの演出に固執せずに切り替えたのは個人的には良かったです。CDの方は音声作品がそういうものだと思いますが、断片的なシーンの重なり(その間のことは想像させるブラックボックスというのか行間というのか)が強いですが、今回の演出はもっと前後との一連の流れ、ひと続きのものという感じを受けるようになった気がします。

■記憶の澱
再生ティルナノーグのスピンオフ。今回の書下ろし?ですよね?(汗)なので、物語も楽しむことが出来ました。
橘こむぎさんの1人の朗読。CDや音声作品ではもっと外に発散する演技というイメージでしたが、内に抑える感じがしました。やはり収録音声作品と舞台では演技の仕方って違うのかなというのをなんとなく感じます。これでもっと音声が近い普段のボイスドラマならまた感じ方が違うのかもしれませんが。もちろん今回の少年が比較的穏やかというのもありますが。それを言うと、最初はすごく朗らかな優しい、でも、少し凡庸な感じを受けなくもない少年の印象で、記事で尖ったヤバい系少年演じさせたら……みたいなことを書いてしまったことを少し後悔しました。が、ノートに書かれているだけの感情を押し付けられることが「不快だ」という一言で私はガッツポーズをしたくなりました。これを言わせるならやはり橘さんだと。TKERUさんもここは橘さん意識しているんじゃないかと勝手に思ってたり。そこが印象に残っていますが、セリフ1つ1つに細かく細かく感情を入れようとしているのがわかって、それが生の舞台でももう少しはっきり感じられる表現の仕方?が身に付けられたらすごく良いなあと思います。

■雨ノ森
元々ネット上で、こちらもヨッシ~バランさんが演じていますが、演者代わらずでの上演。物語の中に地の文とセリフがある「私」と雨ノ森で出会う男性、まあ、マスターもいますね。複数のキャラを演じる必要がある、ある意味一番朗読らしい朗読。インタビューの時は緊張して手が震えるかもしれないと仰っていましたが、さすが生真面目な方だけあって、一度演じたことがある演目とは言え、本番に間に合わせてきたなと思っていましたが、案外緊張はされていなかったらしい?(笑)どちらにしろ聴いている安心感は半端なくて、夢見心地で聴いていました。朗読を聴く気持ちよさが一番感じられた作品かなという気がします。

■Letters.
こちらもネット公開されている演目らしいのですが、実は聴いた事が無いので、記憶の澱同様に音声作品との違いを楽しむというよりも純粋に初めて聞く作品として物語の中身を考察する楽しさもありました。高橋さんの生き生きした感じは健在で、もう葉月が可愛くて仕方がない(笑)話す度にこの子可愛いなーとニマニマしてしまう。その相手は緋乃玲さん、きれいな落ち着いた女性役なので、声の感じ読み方も朗読としては正統派という感じ。でも、高橋さんと同じくらい生でも物語の空気を作れる方で、舞台かライブ慣れしている方なんでしょうか。このお2人が引っ張っているということもありますし、複数の演者さんでの掛け合いということで相手がいることでの相乗効果があるのか、物語やキャラの空気感が一番ステージ上に形成された演目だったなと感じます。美藤さんも恵瑠々さんも先の作品よりもゆったりと構えて普段の音声作品のたっぷりとしたキャラの雰囲気があった気がします。美藤さん演じた少年は幽霊なのか人ならざるものか葉月の妄想かという透明だけど妖しい感じという美藤さんの真骨頂が生でも見れて嬉しい限り。
普段生の舞台はしない演者さんのチャレンジという意味合いを強く感じたリーディングライブですが、これは企画者にとってもチャレンジだったんだなと感じる作品でもあって、台本が手紙だとか、最終的に箱に収める事で、それが掘り起こされた過去の文通を物理的に表していたりだとか(たぶん)こだわりが強そうな水蜜さんの演出が各所にあって、企画者が生の舞台でどう演出するかにトライできる場でもあったんだなと感じました。台本が手紙なのは、面白いながらも、ちょっと演出としてはくどい部分もあったので、改善しがいがありそうな気がします。

全体的にイメージ動画を先に入れる構成で、他の朗読ではあんまり見ない気がします。私があんまり朗読を見に行く人間ではないからかもしれませんが、観に行ったところではやっているところは少ない。というかそこまで手をかけられるところがないのかな?せっかく音と言葉と演技だけで想像させているのに視覚的な表現はやぼだというのもあるのかな?(勝手な想像)ただ、演者の経験不足を補うという意味では、変にプライドを持つよりも補えるものなら補ってしまえば良いと思う。それがあまりにも前に出過ぎて鼻につくとただの自己満足ですけど、あと、補助的な意味合いがなかったとしても、ただの演出としても好きだなと思います。特にSF系の作品が2作品ありましたが、そこで宇宙の広さを感じる映像とぽつりと1人立つ演者、その影が色濃く広い宇宙に刻まれるのは、演目の意味合いも含めて素敵な図だなと思います。

エクスキューズが必ずしも良い訳ではないし、こんなこと書くと、今回の演者さんとスタッフさんのプライドを逆なでするかもしれませんが、本格的にお金をとれるものとして上演している座組ではないのが良いなと思っています。今までやったことがないことにトライするハードルが低いというか、多少のぎこちなさがあっても周りの目もあたたかい場で一度足を踏み出せるのは良いんじゃないかと。この経験でもしかしたら舞台の方の活動もしていくきっかけにもなるかもしれませんし。
プロの役者さんにとっては甘いと言われるかもしれませんが、演者に優しい舞台や公演があっても良いんじゃないかなと思います。

私個人としては、普段の舞台では気にしていなかったことですが、今回、音声作品とライブを比較することで感じたのは、ライブや舞台だと「人」に注目してしまうということですね。音声作品だと声とか演技とか、ある意味部分的なところだけを見てしまうし、私としても人間には興味ない、作品だけ寄越せとか乱暴なことを言う奴なんで、音声の向こうにいる人間を見ようとしないのですが、ライブで、緊張しやすい人のかなとか、言い間違えてもここは冷静に盛り返せる人なんだなとか、個人の性質・性格に思いをはせてしまう。普段はそんなの蛇足はいらない、完成物だけくれと思っているのに、なんだかそんな人間味や舞台の裏側を想像するのが面白いと思う自分がいる。
そんな生の楽しみ方を感じられたなと思います。推しを応援して見守るアイドルオタクの感覚はこんな感じなのかなとか思ったり(笑)
vol.2はいつかな←
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幸橋

Author:幸橋
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ボイスドラマ・ドラマCD作品の感想メイン(時々舞台など)

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※私的メモなのと気軽に聴きたいという理由から作品名だけの記事や感想が不親切な記事も多数
※感想が無い・雑でもご容赦下さい
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な感想が多くなる傾向があります

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