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関ヶ原で⼀⼈

【bokura-dangi】
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【guest】
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⻲岡孝洋(劇団カムカムミニキーナ)


※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り

***
関ヶ原の戦い、石田三成が好きな歴史教師木下たすくは、雷にうたれ、気づくと関ヶ原の戦いの1年前にタイムスリップ。そして、大嫌いな小早川秀秋になっていた。

感想が書きづらい。Twitterで書いたように一言で言えば、少年。もちろん、大人な役はあったし、笑いだけじゃないんだけど、結局はそこに行き着く。バカだなあ、と思う。バカみたいな生き方しかできない。
8割から9割くらいが一直線で、でも、2時間超えなのに、時間を感じさせないからたぶんエンターテイメントとしては成功しているはず。でも、深さが足りないと思っていた、その8割?くらいまで。ガラシャが死ぬあたりのところまで。
歴史を変えていいのかどうなのか迷って、どこか優柔不断で流されていた彼が、初めて、歴史なんてどうでもいい、と走り出したのがガラシャの生死だった。そこで彼は、そこまででも小早川秀秋になりかけていたけれど、傍観者、別の時代から来た他人事だったのに、歴史の物事が彼の事情になった。
ガラシャの役の方の声はヒロイン声だなと思ったら、最近よくお見かけする名前の方だった。確かにヒロイン向きだなあ。ガラシャの運命に悲痛に笑うよりもゆりかとして現世でたすくをからかったり最後に抱きしめあったり、手を伸ばしている感じの朗らかに笑うのが素敵だなと思う。ガラシャの時の彼女はたすくよりも早くこの時代に来たからか、もう既にガラシャになりかけている、だから、死へ向かう正史に向かっている・・・かと思っていたけど、でも、わざわざ雷の話をしたのはたすくに気づいて欲しかったからで、気づいて欲しいというのはつまり、心の底ではやっぱり助けて欲しい。
彼女の夫細川忠興は黒貴さんで、前に演技を拝見したことがあるけれど、その時よりも義を重んじた落ち着いた感じではあった。でも、最初の関ヶ原の戦いでの殺陣の感じが、大ぶりで粗雑(もっと良い意味の言い方ないかなー)とりあえず荒々しい感じを受けたので、元はそういう方なのかなとも思う(相手が三成だったから、しゃなりとした感じの彼と大正的に尚更そう感じたのかもしれない)刀を収める動作がめちゃくちゃかっこいい(笑)
黒田の妻の糸が、黒田が言うことよりも細川が言うことが信じられる?みたいなことを言った時に、違和感があって。もっと良い男を口説こうとしているとか、本当にどうしようもなく恋に落ちてしまったとかではなく、本当に不思議そうな言い方をするから、それまでただの貞淑な妻であまり印象に残らなかった彼女が、どうして、あんな言動を?と気になった。まさか、流石に、彼女がゆりかが入れ替わったガラシャ本人だとは思わなかったけど、なんてところにやばい秘密ぶっこんできたんだ。糸を抱きしめる細川の唯一弱さを見せる部分が、おいしい役だなと思う。でも、それをロマンチックな雰囲気にせずにあくまで愚直さを出しているから良いんでしょうね。
それにしても、細川にしても、小早川の家臣2人にしても、黒田にしても、他にもいるけど、奥さん好きすぎだろ!(笑)
最初のダンスだから、キャラクターではなく、全体の雰囲気に合わせていたというのはもちろんあるだろうけど、あれだけキリッと踊っていて、栄が知恵遅れみたいな話し方をするのがすごく違和感だったから、その後に、演技だったというシーンがあって、納得する。頼勝の前から去る時に、これまでと打って変わって真面目な声音でおせわになりました、旦那様というそのギャップが良いですよね。
黒田が糸を離縁するのは、本当に歴史の通り、人質として犠牲にならないためと、本当の夫細川への思いが消えない彼女を解放してあげるため、中身は元の妻糸ではないけれど、彼にとってはやはり彼女は愛する妻で、どんだけ妻が好きなんだよ!それは秀秋の妻古満にも言えて、彼女にとっては、中身がたすくでも(でも、生き方がもう秀秋になっているから半分秀秋ともいえるかな?)愛する夫。
毛利秀元がボンボンみたいに笑っているのが、このおぼっちゃん可愛いなあと。一つ前ですっごいイケメンなお兄さん役を見ていた分すごい差だけど(笑)刀を入れられない動きとか、ワンテンポ遅れて話題に入ってくるのもかわいいか!でも、たぶんこちらの方が素に近いのかなという気もする。ただ、流石毛利という大名の血筋だけあって、ただのバカじゃなかったのは、意外なようでしっくりもするという感じ。彼の安国寺に(広家ではなく)そちが一人だ、の一人が一番背筋が凍る。
本当に途中までシンプルなんだけど、そのシンプルさはどこか作り物めいていて、本当に世の流れの通りの「役割」を皆が演じているが故のシンプルさ。その最たるものが三成。最初のように忠義のため、誰かのためでもなく、最後の悪人面した彼が言う自分の欲のためではなく、よくわからなかった彼、このまま悪役のまま終わるのかと思えば、関ヶ原、この戦いのために生きてきたで、ストンと落ちる。
宮本武蔵が見たことあるなあ・・・と思ったら。セカスリに出てましたよね。こんな動ける人だったんすか?途中退場するから、全くこの動きが活かされてなかったのがめちゃくちゃ残念。
福様めちゃくちゃ惚れる。男性陣がやっぱり少年という感じだから、それを御すというか見守る女性陣は皆かっこいいんですけど、最初から、なんか気難しい真面目なだけな感じがしなくて好きだなあと思っていたんですが、自ら夫と離縁して誇らしげに自分が情報を流す、失敗したら切り捨てろと朗々というところがしびれるくらいにかっこよくて、1、2を争うくらいに好きなシーン。あと、草履を出して正成を叩く一連の動作のキレが惚れ惚れする←心の底からって感じのため息も良い(笑)
マチは顔ちっさいなあとか、小刀構えてるところがかっこよくて、でも、古満が彼女たちの演技に気づいて、泣きながら秀秋への思いを語っているところの隅っこで涙しているのが、ただの男勝りではなく、ちゃんと女の子。
吉継は武将?智将?という割になんだかききょうかと同じく忍びの者っぽい不可思議な動きをしていて、あんまり吉継という人物を役として見ないから比較ができないけど、こう静かに座すというイメージがあったから、不思議な解釈だなと思った。
実は若い秀秋だったからではなくて、なんとなく始終あいつ気になるなと思わせたかったのかな?
たすくは説明セリフが多いから、それを飽きさせずに聞かせるにはああいうキャラでなくてはいけなかったんだろうと思う。彼が周りを変えていくタイプの主人公ではなくて、周りが放っておけないなというタイプの主人公なんだろう。

以降、2回目見ての追記なので、色々と前後。
歴史教師って本当に部分的な時代や人への愛情が深いから、ザ典型的歴史教師で、だから、大鉈を振るうように歴史を見ていたけど、そんな風に単純ではないとこのタイムスリップで気づく。何を成したかの歴史上の記録は残るかもしれないけれど、なぜそれを成したかの記録は残らない。どうして小早川が攻め、どうして吉継が留まり、どうして、毛利側で処刑されたのは安国寺だけなのかとかね。
細川の夫を信じるように言う時に胸をたたく動作もちょっと違和感があって、信じろの意味なのかもしれないけれど、自分の胸を叩くか?と思っていたんだが、あれは、そのまま自分自身を指している動作でもあったのかな。信じて欲しいのは黒田と自分であるという意図。
あとはどうしてたすくに対して「すみません」と言ったのか。単純に退出の言葉ではないと思うんだよね。自分の本当の妻ではないと細川は既に知っている。そして、その彼女の知り合いのような秀秋。夫婦とまで察したかわからないけれど、東軍の士気を上げるために細川夫婦は悲劇の象徴にならないといけない。そのためにあなたの大切な人を利用する。そういう謝罪のように聞こえてならない(とまで書いて台本見たら、退出の挨拶だったよ。あれは幻聴?←)
吉継の出番が確かに変だなと思うときがあって、ダンスのときもどうして秀秋と吉継が前後に並んだ?全く関係ないこの二人がまるで対みたい?一瞬だったから最後の方は忘れていたけど、見直してそういえば変なのと思った。あとは、心の中でのたすくと秀秋の会話でも吉継はやたら舞台に居残っていた。小早川の面々を見て久しぶりだと言った。たすくを何かしら知っている?と思ったけど、それを言った相手は、たすくではなくてその後ろの家臣たち。気味悪い感じで距離をつめてくる彼だけど、その不気味な姿に逃げていく古満を見送る背中が悲しい。本当は愛している奥さんなのに。
歴史の修正とか立ち位置的にはマチと桔梗花は似ているけれど、ガラシャの死に対して、桔梗花は押し込めることができるけど、マチは感情を押し込められない部分がある。
桔梗花は刀を使わない、こて?を使った肉弾戦がかっこいい。最後に吉継になっていた秀秋に止めるかと聞かれて、体だけが知っているという言い方も何だか好きなんだよなあ。歴史の修正力には抗えない、でも、それまでは心のままに生きろと言っているよう、そこまでは最後まで従うからと誓っているような。
頼勝は芸達者というか、たすくにめちゃくちゃつっこみ入れたかと思えば、へりくだるし、技術的には劣る左近に立ち向かっていくし、でも、命を散らす前に降参し、それでも、主張するのは正成と合わせて、したたかというか、一流ではないかもしれないけれど、二流三流の生き方を胸を張って生きているようなそんな感じが良いなと思う。この人も奥さん大好きで、栄が出てくるシーンをじっと見ているのが、せわしなく動き回っていた彼と大正的で表情は見えないけど、栄への思いを感じる。お茶を!と古満と攻防して、なぜか毎回負けているのが可愛い(笑)正成が出世するとたすくが断言している隣で、それがしは?と袖引いているのとか。
正成も頼勝とセットみたいなところがあるけど(言いたいことはわかるけど、たすくがあんたたち誰だっけと今更聞いた反応が(笑))、どちらかと言うともっと感情的で、古満が離縁の話で涙ながらに語るところでは、頼勝も正成もじっとしているけれど、正成の方がつられて泣くのを必死にこらえているのが印象的。最初にたすくが現れた時に、楽に殺してやれというのに承知といく言い方が毎回笑ってしまう。あと、武門としては勝頼も正成の方が上なのかな?武蔵と戦っていたのも(偶然かもしれないけれど)彼だし、槍ふりまわしている姿からなんとなく。あんなのふりまわしてよくけが人出ないね。宮本武蔵が暴走するときも安国寺があぶないのをいつも避けているのが、地味に君の方が強いんじゃない?と思ってしまう。安国寺はすごく滑稽な様をこてこてにやってくれる。でも、あんまりしつこくなくて、必要最低限ここに力をいれれば良いというのがわかっているような笑いのコツを知っているような。
黒田は人が良いんだろうな、荒くれ者の中に入っているようだけど、彼も彼で武将っぽくないというか。小早川勢のコントのような大騒ぎに対しても素で戸惑い引いている感じが素朴だなと思うし、真面目なところで言えば、糸への対応も、栄への対応も、彼女たちの幸せを思っているし、尊重している。
家康は変わらないんだけど、それが安定感というか、たぬきだなと思う。でも、最初の方は誇張して表現しないといけないから、秀忠の遅刻に頭をかかえたり、帰ろうとするのを細川にぺちんと叩かれているのが可愛いか!
淀殿は、最初の印象が姫だった。かなり甲高く叫ぶからヒステリック、と言えなくもないけど、こう妻や母という言葉がしっくりこなくて、色々言葉を当てはめた結果、姫、が一番しっくりハマるような気がする。そう、秀吉の妻でもなく、秀頼の母でもなく、姫で女が一番強い。三成は結局彼女と関係を持っていたのは、そういう説があるからであって、彼女以上に彼には大切なものがあるけれど、彼女は女だったんじゃないかなと思う。
ヒステリックと言えば、高台院もヒステリックと言えなくはないけれど(扇を投げてるし)でも、耳を塞ぎたくなるようなヒステリックではない。豊臣を作ったのは秀吉と自分だという自負、プライドが彼女を貶めない。不憫ではあると思うけれど。打ち掛けをさっとはく身のこなしがきれいだなと思う。
古満は男性の理想を形にした頭の弱い可愛いだけのキャラ、かと思えば、もしかしたら、台本上はそう見えるかもしれないけれど、でも、実物は、見た2回とも本気で泣いていて、もし、演技で騙されているんだというなら、こんなに女性の涙が恐いと思うことはないけど、最後の離縁の話の時、彼女の感情に惹きつけられるのは、そこに本物の香りがあるからだと思う。秀秋であるたすくの思い人が死んでいると知って、叶わぬ恋、死んだ人間には勝てないという言葉がただ好きだと言っている時よりも愛情深く感じる。
ガラシャであり、ゆりかが死んで、大好きだったはずの三成をたすくが責めて、憎しみの視線を向ける、その時にぽつりと三成が言った自分がそんな人間なんだろうという言葉。こんなことして意味があるのかという問いに対しては微妙にずれた答えは、でも、彼の本心。自分で成したことのはずなのに悲しみと諦念と疲れが見えるような、けれど、たすくの憎しみにも揺るがない。それは変えられないことだと知っているから。
たすくはすごく勢いで生きているというのが強いけど、彼だから、親殺しのパラドックスの話の後で、宇宙が消えたって良いなんて啖呵を切ることができるんだろうなと思う。でも、逆にガラシャの死の後で、古満に離縁を切り出す時の(それでは嫌いになれないというマチのし的に)都合の良いこと言っていたらダメだという平坦な言い方が痛々しい。
島左近はかっこいいシーンはいくらでもあるんだけど、あのコメディかってくらいに簡単に散った最初が好きなんですよね。でも、それも雷で入れ替わる伏線だったみたいで。確かに島左近と武蔵似ていて、あれ、これ左近では・・・と思ったら武蔵だったというのは2、3回くらいあった(多いな)
吉川は見たまんま食いしん坊キャラで、抜け目ない、大黒様みたいな笑顔が見るからに胡散臭い。その胡散臭さを隠れ蓑にされたんだろうな、毛利の東軍への裏切りを、表には現れないもっと深い部分の裏切り。
吉継となった秀秋が複雑で、秀秋自体は三成を恨んでいて、でも、吉継としての彼にとって三成は愛する大親友で、でも、三成は変えられない歴史で自分の終わりとなる戦いで死ぬのが目的だから、それが三成の救いだと思って殺す?対応は同じでも経過の思いが相反して複雑な心情が形成されている・・・とは思っているんだけど、何かがずれているような。
三成がわざと憎まれるような行動をとっていたとわかった?
秀秋の人格が入った吉継に三成が殺されることを望んでいる?
それはどの感情につながるのか。
ただの悪人ではないと知って、三成への印象が多少変わったということ?
友人である吉継には信頼を、恨まれているはずの秀秋には贖罪を、傾けて三成は殺して欲しいと思ったのかな?どうせ殺されるなら、全く縁もゆかりもない者たちに屠られるよりも。
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