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彼は誰に哂う朝顔

森田桂介、千歳ゆう、佐々木七海
森めぐみ、望月海羽、崎嶋勇人、松田浩毅、菅野英樹、真僖祐梨、日里麻美、山田知弘、米島加奈子、宮本圭介


※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り

***
東京で課長職につき出世の道を進んでいた孝弘は、とある理由から新潟に左遷され、実家に戻っていた。中学の同級生山邑から同窓会の連絡をもらい・・・

孝弘が篠原を妊娠させ、彼女は中卒で母になり、働かざるを得なくなったというのは、明言されないけれど、かなり早いタイミングからわかる。
ちょいちょいこまめに挟んで来る笑いの中で緊張感を持たせたのは、それがいつ孝弘の知るところとなるかか、と、周りがいつどこまで知っているのか。まあ、最初からほとんど皆知っていたようだけれど。
だから、時々、変……というか、空気が変わる。吉野は突然孝弘の前で運命を予言するようなメタ的な空気感を出すし、谷崎と植田も、特に植田は女性陣にはいじられるキャラだったし、笑いをとっていたし(植田じゃないけど、中の人?菅野さんが。あれはどこまで台本でどこまでアドリブなのか(笑)レストランのギャルソンが特に好き)だから、突然、スッと表情が冷たくなると違和感がある。
孝弘が篠原に告白しようとする前に、「難しい」と孝弘と谷崎?だったかな、が同じ言葉を言うけど、その温度差。言葉の持つ雰囲気・意図するものが同じ言葉、同じ事象を指しているはずなのに全然違う。
そういう空気というか雰囲気のずれは、告白のシーンにもあったよね。最初と実際に言う時の孝弘は単純に好きということに緊張していて、でも、浮きたつ感じがあって、反対に、篠原はそれ以外の決意があるから、もっと悲しいとか苦しいとか重い感じがある。
なんだか、植田が実は一番棘がある気がするんだよね、孝弘に対して。ギャップもあるんだろうけど。吉野と谷崎は同じ女性、同じ母として、やっぱり篠原側目線なところがある気がする。最後の養育費を払わないと暴れなくて良かったという一言を見ても。
山邑はトゲとはまた違うというか、けじめ、区切りをつけないとみたいなところはある(傘をガンッとかけるところが感情的で印象に残っているくらいだし)子どもの前で取り乱すなというのを聞くと、ちゃらんぽらんに見せてやはり彼の思考は教師なんだなと思ったりする。
植田は唯一、同じ男性として孝弘に怒れる人だったのかもしれない。登場人物紹介を見るに彼個人の性質も関係しているかもしれないけれど。

途中から気にならなくなったけど、演出の付け方かな?なんだか、言い回しが深く入り込めない感覚がしばらくあった。笑いを入れて来るからではないと思う。本当にセリフの言い方?が。腹落ちして言っているのかな、感情はなぞっているけど、この登場人物の性質・本質が見えないみたいな感覚。考えすぎだと思うけど、これまで離れていた距離、そして、篠原の事情を隠すための繕いがそう感じさせていた・・・ということはないかな(苦笑)(あと、セリフが説明が多くてせっかく部分的にはテンポが良いのに、説明セリフでは、調子っぱずれな感じがあって残念。結構削れそうな気がしないでもないのだが、どうでしょう?(誰に聞いてるんだ)長い説明ではなく、ちょっとした一言に入る説明感)
だから、感情がぐわっと湧き上がって来たのは、教頭になった山吹先生が篠原を抱きしめるところ。山吹先生は何も言わないけれど、知っているということを隠してなかったからね。若い時の結婚に興味ありませんと言いながら見るからに植田を狙っている感じも生き生きして好きだなあ。現在の山吹先生は声を変えているから時間の経過がわかるけど、顔がやはり若いから多少違和感はあるけど、変に老けメイクもどうかと思うし、仕方がないかな(苦笑)

沙月の存在はすごく良かったなと思う。服装にしても、ああいうスカート着れる人他にいないだろうな、見た目でも華やかさを出している。
見た目はでそうなのに、友達からはぶられるのを気にして断れないとか、気が強いかと思えば、あまり刺々しくない、普通に内申を気にして、普通に不審な男性(孝弘や友達に紹介された人)に怯える。見た目に反して空気がやわらかくて自然(後から見たら十代の方らしいですね。年の近さが自然さにも影響したのかも?)
でも、一番は最後かな。大人たちがお金の話とか子供の前でとか話してる中で、沙月だけが、違うと否定する。今、話すべきは責任とか、どうすべきではなくて、本人たちがどうしたいか。自分を決断の理由に使うな!と発する。大人は複雑に考えすぎて本質が見えなくなる。彼女だけが言えた本当に単純で大切なこと。
篠原だって、きっと恨み言もたくさんあると思う、だけど、本当に孝弘に言いたかったことはそんなことじゃないから、会いに来た。
青春を経験できなかった彼女は、沙月を育てるという彼女の唯一が終わったら、恋をすることから始める。思いが膨らんだりしぼんだり、それを疲れない?と言葉以上に顔で語る彼女の周りで、最後に傘を広げて思いが膨らむのは好きだなと思う。

孝弘の実家に戻ってきた直後の反応はよくわかる、田舎と東京とで年齢に対しての見られ方が違って、友達はだいたい結婚して、これまでも連絡をとってないから話しづらい。友達どころか家族とだってどう接して良いのかわからない。
特に孝弘は課長だったから、ビジネス上相手に気を配って、率先して動くことができたから、上まで行けたんだろうし、そういうビジネス上の付き合い方に慣れて、家族や友達との付き合い方の方がよくわからなくなっていたんだと思う。それが、だんだん篠原に会えて、彼女にアプローチするために家族の距離が近づいていくのが良いなと思う。元の一緒に暮らしていた頃の家族に戻る。
卯月家の母と弟が時空を超えて、回想とかに反応してくるのがいちいちコミカルで笑ってしまう。
変にギャグとかわかりやすい時流のネタとか使わないのにやたらと笑うシーンが多かったなあ、この作品。
卯月家もそうだけど、部下の美奈都も自分の役割がわかっているなあという動きをする。明らかに孝弘への好意を隠さず、自分の恋路を邪魔するものにはわかりやすく敵意を向ける。篠原に対しての上からのお金払っている感がすごい(笑)ほかにも踊るように動く。
森川は逆に安定しているのが良いというか、動揺せずに常によくわからないギャグを言って、最後に孝弘に知らない内に子どもがいたことがわかった時もそうかそうかみたいなゆったり構えているのが、良いんだろうと思う。そのボケ担当に対して、ツッコミを入れる苦労人榊原。まあ、彼も負けじ言い返したりからかったりしているけど、美奈都にはなんだかんだ弱いなと思っていたら気があったのか。でも、あからさまじゃないけど、美奈都の反応をなんかんだんと気にしているのはちょうど良かったのかも。美奈都があれだから。最後の部屋片づけに行きましょうか?への喜び方でうん?もしやとは思ったけど(他の人はあいつ気があるなとわかっていたのかもしれませんが)
美奈都はどうして、沙月が男にむりやりホテル街に連れ込まれた時に孝弘を行かせたんだろうな。あれだけ、他の女に孝弘が近づくのを嫌がっていたのに。そういう人を放っておけずに助けるところを好きになったから?かな。彼女も(別に変な男性からとは限らず)孝弘に助けられた経験があるのかもしれない。

最後の母が篠原にお金を渡すシーンは難しいなと思う。受け取るも受け取らないも。最終的にご飯お願いしますというところで、空気が和らいだのは良かったと思う。お金は沙月のために使う。そこで彼女の答えはそういうことなのか、これまで通り沙月を育てることを支えに生きるのかと思ったけど、それと同時に孝弘への思いも捨てられないものになった。彼女の生き方が2つになった。彼女の全部を背負わされた沙月もなんだか自分の人生を生きるのが楽しそうだ。

地味に山邑と吉野が話している大人な感じ、付かず離れずみたいな空気感好きだったな。物憂げな感じを出すから倦怠期で山邑に流れる?と思ったけど、ちゃんと一線引いているのが良い。男性陣は頑張って新しい人を見つけろ(笑)
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幸橋

Author:幸橋
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ボイスドラマ・ドラマCD作品の感想メイン(時々舞台など)

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※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な感想が多くなる傾向があります

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