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LAST SMILE -ラストスマイル-

黒貴、楠世蓮、鵜飼主水、森岡悠、高田淳、松木わかは、星璃(劇団Patch)、中野裕理(宙)、安達優菜(空)、門野翔(宙)(@emotion)、福地慎太郎(空)、シミズアスナ(宙)、斉藤有希(空)(@emotion)、斎藤未来、織田俊輝、松藤拓也、田嶋悠理、佐藤圭右、梅田悠、八坂沙織、寿里、石部雄一、「武演隊」:、小野田唯、加納義広、高見彩己子、宮間里桜(RE-act)、小野流星


※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り

***
日々の仕事が無意味だと感じていた駅員の西船橋はメイズンと名乗る男に出会い、浮浪者からある笛を受け取った。その笛を吹き、気づくといつの間にか二艘の船だけが雲の上に浮かび、四百五十年間戦っている世界に来ていた。

2回見ての1回目は宙チーム。

最初は個々の強さだけがぶつかって力技で進めているように見えた。
最初から殺陣を連続させたからかな。殺陣はすごい。メンツを見ればそれは想像できた。でも、何を背負って戦うのかを知りたいという気持ちもあった。最初はそんなバックグラウンド無しでただ入り乱れた戦況を見せたかったのか。それとも最初は飽きさせてはいけないという配慮だったのか。でも、それもあって個の力の強さは感じるけど、その強さをあ受け止める世界を最初感じられなかった。たった一人重さですら崩れそうな弱い世界。

銀次はなんで、彼だけ漢字名なんだろうと思っていたら、そうか裏切ってきたのか。
それを言えば、メイズンもなんだけど、彼は中立の立場だと思っていた。

ルーシェン役の星璃さんは前見たのがセカスリの彼だから全く違う役柄というのはあるけど、役者さんの根幹が残るものだろうに、なんだかその根幹自体引っこ抜いて別ものに入れ替えたような感覚。

メイズンの浮浪者からの精悍な顔立ちに変わる空気が最初におおっと思ったところ。

シャオロウと九鬼のラストバトルがバトルの中では一番好きかもしれない。強い女性同士の変に女性らしい戦い方にしている訳ではなく、泥臭いけど、でも、だからこそ現れる色気というのかしなやかさというのか。

誰かの優しい一言が耳に残ったんだけど誰で、どのセリフだったかなあ。
忠兵衛か村上か、村上かなあ。
忠兵衛は隅っこでブラシ掃除している図が結構お気に入りで、まさかの駅員だった西船橋とそこで意気投合。でも、最後に彼らを部屋に押し込むのを満員電車の時に例えたり、忠兵衛ともとちことのシーンは意外に西船橋の現実の素が一番出てくるシーンでもあって。だから、宴みたいなにぎやかなシーンもあったけど、そういう素朴なシーンがあったから尚更海王丸の人たちに親しみを感じたのかもしれない。

司の説得に九鬼が仕方ないねえというのが強気の女性の中の母性が見える。

西船橋がアイリーを殺されて村上を斬りつけて死ねえ!と言う。そこに大義が消えた。アイリーが死んだことも絶望だけど、どちらかを滅ぼしてこの戦いを終わらせるというここまで守った西船橋の信念が折れたこと(折れかけたこと)がここでの本当の絶望だと思う。

司の行動原理は家族を守りたい、裏切りに見えてもそこ。
最後の説得の熱量というか本気度合いというか、見ないと説明できないな。なんだろう、叫べば良いんじゃないんだよな。

アイリーは最初から余裕がなくて、彼女自身も振り回されていることが見える

戦いをまだ小競り合いといえる西船橋、なぜ彼をメイズンが信じるのかわからないけど、小競り合いという言葉に大局を見ているように思えたのか。
でも、どんどん彼も戦うことしか知らない彼らに絶望していく
それしか方法を知らない

ジャンが最後にランとシャオロウの折衷案を提示するんだーという感じ。意外。でも、ルーシェンはそこまで頭脳派というか温厚な判断する人でははいし、ウェイはルーシェンの腰巾着的な感じだし。他に確かにいないかも。

すみの写真が一番好きだったんだけど、見た目がどストライクに好き。
最後の子供っぽく振る舞うところが可愛い。

やり直しを示すために少なくとも一回は(もっとかなとは思ったけど)笛を吹くと思っていた、何回繰り返すのか、本当はもっと何度も何度も繰り返すみたいな描写があるかと思ったから、意外と少なかった。必要最低限の情報と状況を整えるための回数なんだろうと思う。銀次とアイリーの心を動かして、もうこんなこと変えたいと思って、外に平井と津田沼が出てこれる回数。
大砲の欠陥がわかる回数、ミンシャーが見つけた気流を知る回数、すみがメイズンよりも優秀で彼の思いつかない方法を知っていることが判明する回数、他にも。

一般的な現代人の西船橋とどんどん追い詰められて変わっていく彼、全く違う皆に頼りにされるモンロン。色んな顔があるのを知って、確かに黒貴さんなら、結局はかっこいい感じに弱気な青年にするんじゃなくて、本当に情けない彼にしてくれると思う。ぴったりなキャスティングなんだろうなと思う。
それを言うなら銀次と平井の鵜飼さんもだけど。魅せる華やかな殺陣が上手いなあと思う。小回りが聞く隠密的な役どころだからなおさら。できることも多い。

義助は、シャオロウの計画時に使われてばかりで本気でシャオロウがピンチの時にランに彼女を助けさせてんなよ!とは思う。ランが本当にアイリーにもシャオロウにも保護者的な気持ちしか無いから良いものを!それ以外は普通にかっこいいのに。
ランは見た目かちっとしているけど、アイリーの幼い時を語る時とか、アイリーの中の津田沼が動き出した時とか、そういう時の方がイキイキしていて、彼の本質はそこなんだろうと思う。

最後に武器を捨てるのは、武器に本質的には頼れない平井だからできたんだろうと思う。OKと言ったことがアイリーではなく、津田沼だからできることだったように。
それを言うとここの世界の人たちは卑怯かもしれない。だけど、背負うものがない者だから簡単に飛び越えて行けるものがある。適材適所なのかもしれない。

伊予は最後にメガネかけていて、すみに作ってもらったのかな。最後に武器ではなく、別のものを、たぶん人を生かすものを、人を幸福にする発明をと願った師であるメイズンの願いを彼女は叶えたのかもしれない。

あれ、待て、村上は石部さん?星璃さん以上にわからない人見つけてしまったかもしれない。見た目がだいぶ違うというのはあるけど、それにしてもだよ?

司はどうしてもうひとつの藻海を見ようとしなかったのか。周りもそれを見させようとしなかったのか。海王丸の人たちは同じ船の家族ばかりをみて、家族を守るためにジーベックを倒せば良いと思っていた。遠くを求める夢を見ずに、そばにある大切なものを見ていた。どちらが正しいなんて言えないけど。でも、そういう場所に遠くを見れる千里眼の彼女がいる皮肉。少しでもジーベックの考えがある人がそこに行けば……ってメイズン何してたんだ?それどころじゃなかったのか?

自分の好きなモンロンではないけど、今の彼が言っていることが正しいと思う。そこにミンシャーの一人で立てる強さがあって、彼女はモンロンに付き従うだけのお飾りのマスコットじゃなくて自分で考えられる。ジーベックのモンロンでは考えないような、自分たちの夢を第一に考えて、最善の行動が何かを判断できる。

シャオロウは途中までは誰の命令も言葉も(一応はアイリーの命令には従ったけど、アイリーはほとんど思考放棄していたからシャオロウの思う通り)聞かずに自分の信念を第一に優先する。だけど、最後の最後に九鬼を斬れるのに斬らなかったのは、根本的には彼女もアイリーに従う忠実な部下だったのかもしれないし、彼女自身も誰かの犠牲に迷いがあった。それよりも自分の夢を優先させることを誰も止めてくれなかっただけだ。

任せた。任せてもらおう。
一人ではできないから、任せた。でも、もう誰かに任せて逃げないから任せてもらおう。それを象徴するのはアイリーだけど、そこに行き着くまでの物語。

Twitterでも書いたように、ほんの少ししかこの世界を知らない西船橋の語る夢物語をメイズンは信じるし、西船橋は簡単にこれが打開できると思っている。
ここまで個々の力の力技で進めてきて、物語が勝手に回りだすような感覚がなくて、まさかこのまま終わる訳ないと思うけど、でも、もし、そうなら……時間の感覚がわからなくて、こんな世界のためにこれだけの人たちが集まったのか?これだけの熱をそれぞれのプロ意識で出せて終わり?と思って愕然としかけたけど、私の浅はかな考えだった。そんな訳ない。

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2回目を観ての追記(2回目は空チームですね)

最初に書くと長々語ったすみの発明うんたらが実は貸していただけ。というかむしろすみがずっとメガネだったことに気づいて自分(笑)見た目が好みとか言っていたのにちゃんと見て。メガネもらってよく見える視界に喜んでいる伊予はどちらのチームも可愛かったけど(きっとこの後すみに作ってもらうんだよと自分に言い聞かせる←)
すみは頭が良い分、色々考えてしまうから、だから、色んなことが不安で、舟板の下はなにもない雲であることが誰よりも怖くて仕方ないんだろう。それを臆病だなんて誰も言えない。その人が感じるものを他の誰かはわからない。
メイズンのすみへの感情は恋愛ではないと思うんだけどね。大切は大切なんだろうけど、モンロン(西船橋)の嫁にもとちこの代わりにと言われた時に血相変えたのはどちらかというと娘をとられた父親という感じだったので。

平井は最後は意外に銀次の動きになっていたので、元々の体の使い方はできていたのかもしれない。現実では力溜めているとか言い訳とわかっていて言う言い訳をするようなカッコ悪い(と自分でも思っているような)人だったのに。銀次はやっぱり小刀振り回している時の動きの方が好きだな。刀奪って戦っていたタイミングもあるけど、それよりもレパートリーがあるから。
おちゃらけた登場人物にありがちだけど、銀次もアイリーを逃がす時の敵に通さないという声がマジで。
村上もそうなんだよなあ、いつも小気味よく、その場の空気を和ませてきたけど、毒を仲間に盛られたと知った時、ジーベックの残党狩りで生き残りが僅かだと知った時、その時だけ彼はおっちょこちょいでバカにされる彼ではなくなる。
密かに意外に動く人茂長。もっと動けるのは別の舞台で見たので、隠密役ならもっと色々見たかった気もするけど(わがまま)いきなりメイズンの裏切りに加わっていて彼の考えとかそういえばよくわからないなあと思っていたけど、2回目を見ると最初から村上に対しては頭領という上下ではなく、同等の相手として見ている節がある。もしかしてライバル的な存在だったのか?それが頭領の娘の九鬼の旦那になっていきなり上下関係がついたとかそういうことなんだろうか?

アイリーが西船橋を牢屋に入れる時、助かったのにそこまでするなんてと思いながらも、実はそこまで横暴だとは思えなくて。きっと彼女はとても怖かったんだろうなと2回目を見て思う。守らなければいけない民がいて、ギリギリのところで生きていた彼女には、皆を危険にさらしたことが怖くて怖くて、それが反動で怒りになって、どうしても許せなかった。九鬼と戦う時に腰が引けていて(演者さんの殺陣の技術の差なのか演技なのかは判断できないけど)それが彼女は幸運にも?不幸にも?権力があるだけの普通の女の子なんだと思う。津田沼が出てきてから表情がころころ変わって可愛い。でも、覚悟を決めて村上と話に行くなんて言えるようになったのは、西船橋が何度も繰り返したから。繰り返しは無駄じゃなかった。0からのスタートではなかった。少なくとも津田沼と平井にとっては。

1回目の時も書いたけど、ランがカチッとしているから、アイリーの話始める時のいきなりニコッと笑うのがずるいなあと思う。密かにシスコンと言われていたけど、最後司を可愛がっている様子見ると確かにシスコンの気が……同じ感じでシャオロウにも接していたのだとしたら、なんて罪作りな男なんだ。

ただ無口に何も言わずに従うだけの男だと取られるぞ義助!と思う。ダブルキャストの役柄ですね。門野さんは良い意味で快く堅いというか、堅物、愚直というのが真っ直ぐ出ていて、福地さんも愚直な感じだけどもっと門野さんが軍人なら、福地さんは職人みたいな感じを受ける。あ、でも、西船橋に思い人がいることを当てられた時の反応は空チームの方が可愛かったかな。

シャオロウの佇まいというのか、良いなと思う。松木さんは最初見た時から素敵な女優さんだなと思ったけれど。牢屋の前で自分の画策したことで自分で傷ついてその表情がすごく印象的。と言ってからの、どうしても足を見てしまうよね← いや、もう仕方ないと思う。ああいう衣装にしたのってそういうことでしょ!?と逆ギレするくらいにはそう思う。

影の良く動く人2人目ウェイ。小さな斧でいかにも小物感を出しているけど、意外にやられながらめちゃくちゃ動いていて、宙返りとか普通にしている。最初に九鬼を振り回しているのも彼だし。うまくやられる人って大事だよなあ。

ジャンが最後に折衷案出していたというのは、消去法ではなく、彼でなくてはいけなかったんだろうなと2回目を見て思う。仲間の「和」を大切にしようとして、でも、ずっと彼は誰かに迎合するばかりで、自分で考えて意見を言うようになったのは彼の成長なんだろうと思う。でも、やっぱり頑張ろうと言う彼は仲間の和を大事にする彼のままでもある。

司もダブルキャストで、最後の説得シーンがあるから、そんな重要シーンをやる役をあえてダブルキャスト?え、ばかなの?と正直思いましたよ(関係者に謝って)思いましたけど、あれ、やってしまう?というか、やってしまえる女優さんを2人も招聘できちゃう?というのは、キャスティング力を感じる。空チームの方がより幼さはあるかな?
でも、彼女の行動原理はかなり明確だからセリフの解釈はそこまで難しくないのかなあ。あとは凝縮した熱量を出せるかだけで……ってシンプルなものほど難しいと言うからなあ(苦笑)

ミンシャーはもう最初のダンスの盛り上がりで笑顔でパッと現れた時に、もう君の仕事は全部終わった!と思ってしまうんだけど、まあ、もちろん実際はそういうことはなく。
最後の疲弊して誰も頼れなくて誰も話を聞いてくれなくて、そんな中で自分でなんとかしようとする西船橋に、死なせたくないと、不安に思いながらついていく彼女に、西船橋もどれだけ救われたか。ありがとうの一言がとても切ない。
確かに西船橋はずっと任せておけが口癖だった。そこが最初はたぶん理解できなくて、そして、いらだちの原因だったんだと思う。ぼこぼこにやられて泣きべそかいていたくせに、どうしてそんな自信が出てくるのか、口先だけならやめろよと。
ただ、浮浪者の彼を助けた時から、彼は良い人なんだろうと思う。無意味だと感じる仕事の日々で腐っていただけで、悪くない性根と言われるくらいには困っている人を放っておけなくて、だから、最初はミンシャーの悲しむところを見たくなくてスタートする。それがどんどん悲しませたくない人が増えていって。それが自信にどうつながるのか、自信ではなくて、ただ、助けたい、助けなきゃという気持ちになったのかはわからないけど。
でも、彼は途中まで一人でなんとかしなきゃと思っていた。それは重責に押しつぶされないようにシャオロウを頼ったアイリーとは真逆で。心が壊れかけたメイズンの一歩手前。
一人では駄目だったし、任せても駄目だった。
音楽の効果ももちろんあると思うよ、思うけど、まじりっけ無しのミンシャーの「ありがとう」だから、その一言で泣きたくなる。言葉って真っ直ぐ届くものなんだなあと。それに対する西船橋の反応は、逆に人は言葉を真っ直ぐ受け取ることもできるんだなあと。いくら叫んでも伝わらない時は伝わらないのに。
あんまり他の舞台の話って持ち込みたくないんだけど、前に感情がこんなに煌めいて照明だけとは違う光でキラキラしているそんなシーンに黒貴さんもいた。その時も主演だった。そういう人柄なんだろうなと思う。誠実?というのか、想像だけど(わかったようなこと書くとファンの方に殺されそう←)

なんだかまだ思ったことを書き忘れているような気がするし、しばらく書いてなかったせいかまとまらないけど、
松木さんが最後の挨拶で言っていた舞台を観ても空腹は満たされない。そうだよな、そうだなと思う。だけど、空腹を満たす食べ物は生きるために必要だけど、生きる目的にはならない。そうまでして生きたいと思える目的となるものが、きっとここにある。
舞台のことだけじゃないけど、色々思い出したり現在の感情が高ぶって、ぼろぼろ泣きながら帰ってきた(笑)

ひとまずこれで終わり。
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