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モンスーン ログ

15周年記念ロングラン二本立て公演
劇団夢神楽STAGE20「Log@M」

平井亜門
今沙栄子
吉岡圭介
絹川麗
白井サトル
山本常文
小泉匠久
長谷川晃誉
藤田勇人
森川結美子
桐乃睦
相良光希
竹田直央
丸山明恵
小山内詩音
根井雅人
梓友笑
谷貝里緒菜
光峰ゆりえ
真上紗哉加

天野珠美
赤司将彦
菅野俊一

-Action-
坂本茉莉
政野屋遊太
吉本裕太
加賀喜信


※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り

***
自分が辛口になる時は、自分の心身のどちらかが不調な時だ。今回もその気があったから、あんまりメモを残したくないんだけど。それでも、何か別の表現なら私は彼女たちの苦しみに共感できたのではないかと考える。
言い訳から入るのはあまり好きじゃないけど、誰かを傷つけたくて書いている訳じゃない。それでもちゃんとした大人ならもっと配慮して書くんだろう。それをすると自分じゃなくなるというのも言い訳で、言い訳を繰り返した上で書き連ねる。

観たのはモンスーンログ→@Montageの順番。

ミシェルが未来を変えてからがそれぞれの隠していた思いや秘密が表れて、それぞれの人物の鮮やかさが出てきた気がする。でも、それまでの土台が長すぎたなあと思う。それに尽きる。なんとなくこれまでの作風からそうなるだろうなと思って見ていた私でさえちょっとこれは長いと感じるんだけど、他の人はどうだっただろう。これで終わらないだろうという最後の一線の信頼みたいなものがあるからなんだかんだ最後まで見ていられるけど。
ミシェルが忘れてもあがいてきたことが結果として未来を変えたという最後の流れは好き。でも、それなら、血を提供してきたことや見えたことをケイカに教えたこと(はちょっときついか)とりあえず、何かミシェルがしていたことは匂わした方が良いのでは。
夢神楽さんの途中休憩のある公演は見たのは月闇の詩以来。その時はかぐやという個人が悲劇の対象だったけど、今回は魔女という概念が対象だったから、ちょっと曖昧さが増していた。夢神楽さんの舞台はある1つの概念を回り回って描くことが多い。今回は魔女と呼ばれる者たちの迫害だから比較的わかりやすい概念だったはずなんだけど。
ハルたちを不死身にした魔女をもっと浮かび上がらせたら良かったのか。でも、結局、それは(おそらく)生き残るためにハルが力を使って、それが思い通りにいかずに不死身にしてしまっただけの話。
それを匂わすところあったのかな。あったのかもしれないけれど、登場人物が多くてたぶん私は拾えてない。
救いたい相手のためにソフィアが親の仇のように探していた魔女が実は助けたいハルだったなんて、ここはクローズアップするところだよね!ネイトの大きな目的の1つなわけだし。
魔女と呼ばれる者たちの苦しみや迫害をもっとわかりやすく描ければよかったんだろうけど。説明もあった、ひどい扱いの過去も語られた。でも、・・・何が足りなかったんだろう、私には。彼らの苦しみに共感するには足りない。

予想通り、半分はクライマックスへの土台だと思った時に、誰がこの説明の予定調和を壊してくれるだろうと思って見ていた。
たぶんテラとジュノーの対峙かな。過去を覚えてないミシェルに何も話さずに彼女の苦しみがわからないのかとジュノーがテラに糾弾する。テラが苛立ちを見せる。ずっと飄々と何が嘘で何が本当なのかわからない彼が見せる真実の欠片。そりゃあ、苛立つだろう、ずっと見てきたのは自分だ、ぽっと出てきたジュノーにはわからない。教えても相手は忘れてしまう。
あとはハーミットかな。今回、秘密を抱える人が多すぎた。だから、最後の最後でしか、諸々ひっくり返すことができなかった。秘密を抱えて、見えない過去を匂わせて、それを魅力にして立つ存在は彼くらいじゃないと難しいかもしれない。若い人たち(役柄)に過去を隠している(意図的でなくても)人が多すぎた。
ハーミットとオウガが向き合って戦うシーン、殺陣の良し悪しは私にはわからないけど、佇まいはお互い達人という感じでめちゃくちゃかっこよかったなあ。メイガスも強いは強いんだけど、ハーミットの纏う達人、手練って感じじゃなくて、真面目にこれまでに鍛錬を積んできたんだな、みたいな。雰囲気があるというより実用的な感じというか、努力による非凡みたいなところがあってどことなく強さの質が違う。言葉を選ばずに言ってしまえばハーミットに比べれば全体的にすごく雰囲気は地味なのに、その地味さというか地に足がついた確かさが良かったなあと思う。切れ味鋭い感じの人が2人立っててもそれぞれが食い合うだけだし。結局覆されてしまったけど、自分の息子を斬る時に何も感情見えないのがちょっと違和感だったかなあ。あれは意図的なんだろうか。これは現実ではないという。
ミシェル役の今さんは涙を本物の涙にできる力がある。それは過去に見た作品やエピローグで感じる。だから、彼女の忘れてしまった記憶の記録を見せてほしかったかなあ。それを知らない観客にはきっと理解できてないその涙の多くの意味があって、もっと知りたかった。彼女にそこまで時間を避けなかったんだろうけど。あの人数だし。
そういえばミシェルも最初の方のセリフはなんだか表面的なんだよな・・・あれは、記憶がないことの布石なのか・・・単純に出だしだから盛り上がらなかっただけか(色々と)
エピローグで、顔をそらしたのは、テラの感情に合わせたものだろうけど、首筋のわずかな動きで、覚えていてくれたことへの驚きと喜びが伝わってきて、そういう細かな揺れが好きだったな。ジュノーとハイエとアキのたぶん腐れ縁3人組とかも、もう少しその気安い仲、それなのにばらばらになってしまい、でも、重ねてきた時間があるから言い合えることみたいな仲が見たかった!最後にアキが侯爵?(爵位・・・)として去っていくのをジュノーが礼をして見送るのは、これまでの青年たちの付き合いとは違うものを感じる。
ハイエはそこを決めれば、君は英雄になれる!みたいなシーンでことごとく噛んでしまうのはどうしたのかね。何かあったのか?と逆に心配になる。あの多くの登場人物の中で珍しく複数回見せ場があるお得感のある役だったのに。彼はなんかエピローグで穏やかに過ごしているのが彼らしい気がする。

ネイトの今を生きると、未来に怯えて、過去を失うミシェルを対比させる構図はとても好きだった。だから。ネイトの人たちがもっと、過去ではなく目の前の現実だけをきらきらと生きてくれていたらと思うけど。彼らこそ、過去に起きたことに縛られている感じが強い。普通とは違う力を持っているから迫害されているというのが流浪の民という要素を食ってしまった(まあ、迫害されるから流浪なんだけど)魔女や異常な力を持つ者たちへを迫害から助けたいという要素はルナにまかせてしまっても良かったのでは・・・(微妙に助けたい対象と方法が違うけど・・・)ルナの役者さんの声はやっぱり好きだなあ。
ソフィアとラスが姉弟というのが、もはや見た目だけ見た関係性の中でこれまでの夢神楽さんで1、2を争うくらいに有り!わかる!と思ってしまった。この組み合わせがあったなんて・・・なぜ私は思いつかなかったんだ。キャステング者は天才か?でも、ラスが元々体弱いから、あんまり殺陣ができなかったけど(それでも不死身者だからそこそこあったけど)というのはちょっと残念かも。
アムルとエトワは正直言えば、印象が弱い。弱いけど、その割にはあんまり嫌いな登場人物じゃない。たぶん一番わかりやすいというか、普通の感覚で物事を話すからだと思う。大きく物語を動かす人じゃない分、彼女たちの言葉は彼女たちの事情と思いでしかない。
物語のテーマを語らなければならない人たちの言葉は時に難解で共感しづらい。そういうのが今回は多かったかもしれない。君はどういう存在なのか、根幹にあるのは何なのかと把握できるのは結局最後の最後の人ばかりだから。
ソフィアの単発の存在感がすごいから、ネイトの精神的な支柱になるのは納得。ただ、彼女を動かすのは弟のラスと婚約者のハルの存在が大きいから彼らとの1人の女性としての個人的な関係性を一瞬だけでも垣間見たかった。どれもリーダーとしての彼女の印象が強いんだよなあ。あんまり女性の泣き落としみたいになってもそれはそれで違うからバランスが難しいんだけど。ラスの彼らを不死身にした魔女はソフィアを思ってというセリフが、良い仕事してる。その前にハルが魔女が誰か知ってるよと言ってたが(その演技が好きだけど)セリフだけなら、破壊力がこちらの方が大きい。魔女が誰か知っているのかというソフィアの弱々しい問いに優しい笑顔でラスが答える図はこれまでの守る者と守られる者の構図が逆転していて、本当は皆を守っていたソフィアの方が守るべき弟や仲間に守られていた。あの表情がラスの本質に近い気がする。体が弱いのに強がって背伸びする少年だけど、ああいう優しさが本質なのかも。
リオットは不死身になって強くなったことの肯定者なんだよね、ラスもだけど。この二人がいるからなんだか彼らを助けたいソフィアがすごく空回りしているように見えて、え、それなら不死身解かなくて良くない?みたいな。でも、最後の魔女の正体の件があるから、君らがもう少しいい感じの立ち回ってくれたら、ハルに時間使わなくても、ハルの苦悩とソフィアへの思いとか描けるんじゃないだろうかと今現在苦悶する私。それはさておきリオットのみんなを守るために強くなるんだをもう少し活かせないだろうか。良い子なのに、なんだか刺々しい感じの悪い子に見えてしまうのは私だけか。こういう時だから力があるなら使わないといけないとミシェルを責める役割があるけど、どこか1人でどこか一方的な印象が強い。双方向な関係性を描ける部分があったら良かったんだけど。
ステイは毎回必死なんだよね。同じ必死さを返してくれる人がいたら盛り上がるんだろうけど、なんだろう必死さの質が違うのか?だから噛み合わない感じがあって、この頑張りを受け止めて、同じ性質で打ち返してくれる人プリーズ!と思ってしまう。
ディスクはあとひと超えあったらもしかしたら一番好きな登場人物になってたかも!と思うだけに。国の近くにいつつもアムルとエトワと同じで彼の言葉は彼の事情なんだよね。国に仕える者、個人の良心、一般人の偏見、いろんな面を持っていて、かつ、国民の代弁者にもなり得る。もう少し彼には自分さらけ出して語ってほしかった。それで良いのか(だったっけ?記憶力の悪さ・・・)とジュノーが問う時にもう少し彼のターンを私(?)にください!と思った。
シーラは結構重要人物なんだけど、そんな諸々の事情よりも刺された時に不死身になっていた時の笑うところが印象に残っている。ミシェルが記憶がないから彼女も記憶無しだとちょっとしんどいなと思ったりする。何も知らない者同士で。
カイザラを見るとこういうのは丸山さんの十八番だと思う。@Montageを見た後だと彼女が魔女なのは何か世界を巻き戻したことへの罰、対価、代償という感じがする。まあ、違うだろうけど。魔女の力は呪いとかではない、忌むべきものと扱う世界がおかしいという結論だから。
ジャスティは登場シーンが君がこの世界の男前か?という、男性陣よりもかっこよく登場してきてそこがハイライト。

ちょっと何でもかんでも魔女のせいにしてしまいがち。
国をひっくり返すにも、魔女の迫害が国民に不利益、もしくは、国への不満が国民に溜まっているでもなければ、魔女の真実を語っても国に反旗を翻すまで持っていくのは難し気がするよ。女王が魔女なのは影響ある気もするけど、それだけで・・・というのは厳しい。

演出でもっとそれぞれの見せ場の作れたのでは・・・とちょっと思ったけど、ただでさえあのボリュームだからこれ以上テンポ落とせなかったのかな。強調はあるにはあったんだけど。

いつものOPダンスを途中で止めた不穏さは好きだった。この後何かがあると思わせる。
また記憶をなくしたミシェルに初めましてのように話しかけるテラのセリフに、きっと、このセリフを過去にも言ったんだろうなと思わせる。こういうのがもっとあればよかったんだろうか。過去にもあったはずのシーン、セリフを今現在で表現できれば、1シーンで2重の時間の重みが出る。でも、ここぞという時に使うから良いんだろうな、こういうのって。

化け物たちを物語に返すの意味が、その存在自体も、記録からも消してなかったことにすることへの比喩表現なのは好き。そこまで回りくどく表現する必要があるだろうかと思う時もあるけど、こういう好きな比喩が出てきたりするから、ま、いっかといつも思ってしまう。
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幸橋

Author:幸橋
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