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視聴note   カレイド・モノクローム

2017_09_16 .Sat
舞台  
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【注意】
※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り
夢神楽

観劇順
signalGreen→royalPurple

・ジェード
最初の優男が藤田さんというのは意外な気がしたけれど、その後はイメージ通りだった。
彼はよく滅びを選ぶ役のイメージが強い。過去と今はあるけれど、未来がない。
演説時の力強さは流石で、彼じゃないとあれだけ説得力が出ないと思う。
他者の運命を変える力を持つのに、自分をいつも助けられない人。だから、彼を助ける誰かが必要だけど、彼に影響されて、彼の強さを信じる者ばかりだから、誰も彼を救おうとせずに、いつも滅びてしまうような印象。
今回はモクレンが彼を助けるために一歩踏み出したから救えたような感じがします。

実は奇跡がおきたら時をとめようという一言がすごく印象に残っているのに未だに解釈できない。

ロイヤルパープル後の追記
本編ではどちらかというと彼の飄々としてとらえどころがないところばかりが出て来て、彼の昔の生真面目さ穏やかさ、滅びをどこかで願っている部分は薄まっていたかもしれないけれど、ビオラの呼びかけに涙するところやニッと笑うところは叶わないなと思わせる。
グリーンでは最後2人は幸せそうだったけれど、パープルではジェードは死んでいて、びっくりだった。あれは死に際の夢だったんだろうか。
現実が希望と違っても、希望を願ったことは確かな変化だったと思う。

・モクレン
嫌に現実主義的な、地に足が付いた感じがするのに過去しか見ない。桐乃さんのイメージはいつもそんな感じ。
前作が一番そうだったけれど、桐乃さんの脚本はシンプルなものをいつも複雑に見せる。だから、彼女が演じる役もいつもそう。本当は物事は凄く凄くシンプルなはずなのに、複雑に複雑に考える。その複雑と視野の広さに誰もついていけないから彼女の思考を改められない。過去ばかり見ているのをやめさせられない。だけど、前作のヒロインも彼女と同一人物だったから、彼女を救えなかったけど、今作のヒロインビオラはまさにすべてをシンプルに考える真逆な人だった。だから、彼女の複雑さを指摘できた、本当はすごくシンプルで、モクレンは国が云々ではなく、ジェードを失ったことが悲しくて、本当は彼の存在こそが何もしなくても彼女には奇跡だということにやっと気づいた。

ロイヤルパープルを見ての追記。
彼女が本当はどれだけ危うかったのかはこちらの方が強いかもしれない。王といるシーンが多いからかな。いつでもどこでもすぐに希望を踏みにじられるところにいたとわかるから。

・アンバー
彼は王家らしくないとても平凡な人だ。ジェードとも王とも違う。彼らのカリスマ性がない。けれど、悩み苦しみながら選択する術を持っている。その点ではエリスも近い。この兄妹は同じ性質を持っている。兄と父とは同じものを見る事は出来ないけど、彼らのように力があっても誰かの手を借りなければ自分を変えられない・自分を救えない人とは違う。
ロイヤルパープルの追記。
明確に王となる決断をするところとビスマスの延長戦ではない全く違う世界を見ている点ではやはり彼も王の器だったんだろうと思う。同じ方向を辿る事しかできないジンカとは違う。
グリーンで思ったよりも聡明だったんだと思うけど、平凡な感覚で王となる決断をしたことに意味があったんじゃないかな。

・マリー
彼女は感だけれど、前作のヒロイン?影のある人だ。ヒロインというには光がない。ただ、耐えて耐えて大切な人の傍に寄り添うだけで、いつも苦しそう。
進むことはできないけれど、どんな逆境でもそこに留まる。それが、平凡で決断にも時間がかかって誰も必ずしも光を見ないようなアンバーにずっと付き添えていられる。だから、今回は適役だったんじゃないかと思う。
パープルを見ての追記。
よりアンバーを支えるところ、王族として生きる覚悟がこちらの方が多いかなと思う。彼女は何かを支えなくてはいけない時に強くなるのかもしれない。母性のような。

・ビスマス
ジェードもビスマスもやはり彼らは親子だと思う。先にジェードで書いたように、彼らは他者の命運を大きく変える力を持つのに自分で自分を救えない。自分で自分を変えられない。
でも、力が強すぎるが故に彼らを変えられる人がいない。
だから、ビスマスは自分を変える人間を育て、自分のもとに辿りつくようにお膳立てをしたのかもしれない。でも、それが息子で同じく自分を救う事が出ないタイプの人間だとわかっていて、その後に彼を救うことを何も考えていない点で、彼はやはり悲しいのと同時にどこまでも冷酷だと思う。
パープルを見ての追記。
グリーンのよくわからない不気味な冷酷さよりもどこか少年っぽい、何か遊んでいるようなそんな風に見える。でも、たぶん一貫しているのは、景色の変わる高揚こそが彼の生きる意味だったんだろうなと。

・シナバー
迫力というか意志の強さだけなら、たぶんジェードと同じくらい。だから、彼と相対する事が出来る。でも、ジェードが国を個の集団と見ているから個の悲劇を強く見ているのと逆で、彼は国を塊で見ている。だから、彼らの見るものは違うし、方向も全く違う。
彼はジェードを裏切ったつもりはきっとなくて、国民を見ていないつもりもなくて、自分が見れてない景色があることをしらなかった。自分の意識してないものを指摘された時、崩れるのはたやすい。だから、最後に彼はジェードの意思に負けたんだろうと思う。
知った上であの行動をとるなら、彼の意見もまた1つの答えだと思う。

・エリス
アンバーと同じ平凡の人。そして、無力な人。誰を変えることも出来ない。何も変えられず、何かをしたくてもただ振り回されるだけ、だけど、自分の足で歩いて、自分の個人の意思で選ぶ事が出来る。
パープルを見ての追記。
こちらもアンバーと同じくグリーンで思うよりも聡明だったんだと思う。本好きとか。やはりジェードとも兄妹だなと。彼女は強いのかもしれないけれど、その強さを出すには幼すぎたのかもしれない。

・ユーディア
特に幻な分、幻影を見ているような夢現のような、ここに生きている人とは別の時間、別の空間にいるような雰囲気はましていたような気がする。

・ジンカ
野性的で人を惹きつける人だなと思う。けれど、同時に彼は王の器でもないと思う。
彼は意志薄弱な訳では無いけれども、王として意思決定、国として意思決定ができない。王族という誇りと責任を背負った「個」としてしか判断が出来ない。そういう人だと思う。たぶんそれを自覚している。だから、自分の役割に迷いがないから人が付いて行くし、いくら自分が悪者になっても、それが役割だからとある意味で諦める。誰かを変えようとしない。あくまで王の臣下。彼に並ぶつもりはないし、彼と同じものを見る気はない(表面的に望んでいてもたぶん根本的な考えから彼の視界を共有できない)
こういう自分の役割にあくまで忠実な人は好きですけどね。一番魅力的だとは思う。
パープルを見ての追記。
彼のアンバーに言う良い子だなというのが実はツボ。最初も最後も。一番アンバーを言い表すのに、ジンカのアンバーへの親愛と彼への敗北と忠誠を言い表すのにこれ以上のものはないかもしれない。

・カーネリアン
なんだか今回は薄味だなという気がしていますが、変わらない忠誠を捧げるところはいつも確かに変わらないのかもしれない。不器用な忠誠心、方向転換・修正が出来ない。
今回はジンカがある意味良い人だったから、彼も良い人で終われたのかもしれない。

・ルチル
愛嬌があって、クルクルと動いて、クロコと漫才のように話すところが可愛いのに、戦う時は凛々しいギャップが良い。

・クロコ
ルチルと漫才(←)をしているところが好き。だから、どこか彼らをセットで見てしまうんだけれど、彼1人アンバーの下に宣戦布告しに行く一声は好きなんですよね。キンキン響く叫び声じゃなくて、それこそ宣告という感じが。

・グロッシュラー
言い方が良い感じにねちっこい。王族のアンバーに笑顔を見せていたのに退出する時に表情が凍る変化がちょうど見れる位置だったけど、その変化がゾクッとする。
パープルを見ての追記。
良い感じの悪者で、小悪党風の表情の変化は流石。
でも、流石にジェードを殺めるのが彼だとは思わなかった。

・セレスタ
やっぱり動きがかっこいい。そこに見ほれる。でも、彼のドラマ(葛藤)があったから、今までのようなアクションの人では終わらなかった気がする。
パープルを見ての追記。
ブルーベルに手を上げようとするグロッシュラーの手を抑えるところやちょっとした動きが軍人という感じがする(傭兵だけど)軍人というかフェミニストな感じ?

・ボレオ
複雑な場所にいる悩み多き人だけど、シグナルグリーンではそこまで思い悩む風はなかったかな。思い悩むことが正しいのかは判断できないけれど、悩んでない分、出ている雰囲気はしなやかでしたたかな気はするけれど。

・アゲート
彼はこの特殊な場所であくまで普通すぎるくらいに普通。割り切っているし、けれど、一方で自分の仕事がなにかも見失っていないから、国を守るし、嫌な領主も守るし、でも、国を守ることは民を守ることとわかっているから、最後には領主にも敵対する。
特殊な状況で正常な思考が出来るって逆に只者じゃないと思う。何かを変えるような思考じゃないから目立たないけど。

・ジャスパー
スピネルと王を倒しに行った人かな。亡霊の1人。
目立たずにただ役割だけをこなし、最後の最後に亡霊として消えるその日だけを夢見て息をひそめる。一番亡霊らしい人かもしれない。

・スピネル
なぜかきれいに散ることが多い役者さんですよね。終わりの美を体現しているというか。
生きる事は一番どろくさくてかっこ悪い行為だけど、その真逆にいる。
パープルを見ての追記。
グロッシュラーの前ではなんだか異様に明るい。亡霊とはなんにでも演じられるもんなんだろうか。失うものがもうないから。

・サルファ
シグナルグリーンでは出番少なくて、最初に出てきた時も相良さんだと気づくのに時間がめちゃくちゃかかった。たぶんそれは彼の独特さがなかったから。
揺れと変幻自在みたいなものがあって、それが彼の個性であり独特さと思っていたけれど、今回はその揺れがなくて、真っすぐで圧があった。でも、こういう面あったんだなと意外だった。好きな変化だ。
パープルを見ての追記。
グリーン以上に無鉄砲で、周りが確かに見えてなくて、こんな無理解な子どもだとは思わなかったけれど、それだけただ真っ直ぐで、なぜ相良さんなのかなとは思ったんだけど。
そんな彼が戦う意味と言うからにはきっと暴力だと誰もが思ったのにロックに頭を下げて協力を請うところはリーダーだった。彼は思ったよりも声に強さがあったんだね。少し活舌の悪いとも言える独特の言い回しだと思っていたけれど。足を怪我している役だからまともに動けなくて声と目でしかものを語れない時もあったのに、彼はそれでただの無鉄砲なガキから人々を率いるリーダーになる変化を見せた。

・アマリ
彼女は戦わなくて、皆の家、ホームという存在。ある意味皆のお母さん的な存在。でも、どこか一方で女でもある気がする。彼女の安定が崩れたのはサルファがいなくなった時だから、もしかしたら、彼女の柱はサルファだったんじゃないだろうか。
クレメオがいなくなった時も大概動揺が激しかったから、変わらないことが彼女の柱だったのかもしれないけれど。

・コール
ヒーローになれないけれど、彼を支えて彼の穴を埋めるタイプの人だな。サルファがヒーローでいるには彼の欠けた何かを埋める彼が必要な気はする。どこか抜けたところがあって、頼りないところもあるのはご愛敬かな。
パープルを見ての追記。
堅物感がある、サルファに叶わないと思いながらも彼の無鉄砲さにもイライラしている。常識人、だけど、たぶん救世主的なヒーロー的な存在を常に求めているんだと思う。だから、サルファが怪我をしてヒーローがいなくなったことに動揺して、代わりのジェードが出て来て、また持ち直したような。自分が戴くものがあれば、たぶんある程度は冷静に周りを率いる事が出来る。だから、サルファの代わりをこなせたんだろうと思う。

・カンナ
あんまり最初から最後までぶれないキャラだったかな。常にラナやビオラとじゃれている感じ。でも、そういう意味では民衆メンバーの中では一番安定していたのかも。

・ラナ
民衆側の足りない無邪気さをを足す感じの人。
パープルを見ての追記。
グリーンにもあったけれど、あのなぎなたで戦う感じが良い。最後は途中で武器を奪われて素手で戦うシーンがあったけれど、カンナとルチルの女性3人だけで、あのシーンは結構お気に入り。

・ロック
めちゃくちゃ出番が少ないのに要所を持って行く。最初のフードをとるところとか1人遅れてゆっくりおろすところがにくいなと思う。サルファに棒を与えて、精神的な復活を物理的にも立ち上がらせるところで見せるところなんて、どこまで持って行くつもりだと。

・クレオメ
何にも縛られないようでいて、本当はいつも何かに執着している感じ。
パープルを見ての追記。
享楽的な感じがグリーンよりも強い。自由さを感じる。パープルだけだと結局彼女は何がしたかったのか、ただ状況をかき乱したかっただけなのかと思ってしまうけれど、彼女も今と未来を持たない亡霊。

・ベロニカ
何かの中心に来ることはないけれど、自分の中に相対ではなく絶対の柱があって、揺らがない感じが役者さんらしいと思う。
パープルを見ての追記。
彼女こそ一個上から状況を眺めている感じがする。何かを変えるつもりはないけれど、何かが変わる瞬間が喜びのような。サルファが民衆に頼み込んだ時は我が意を得たりという感じだった気がする。

・ブルーベル
フローライトが消えた時は裏切りとか負の感情がなかったから、たぶん悪意よりも喪失が強い人。フローライトが戻って来て彼女を見るブルーベルは何だか女性的な女神的な美しさを感じる。無償、無私、そんな感じ?

・フローライト
踊りで出てきた時から、優雅な動きをする人だなと思っていたけれど、踊りからやはり役に入っているのかな。
自由になった時の朗々と詩のように語る感じがやはり姫として扱われる気品かなと感じる。
パープルを見ての追記。
ビオラに会った時とその後の踊りの表情がそれまでと全然違って、生き生きしていて、これが彼女の本質なんだろうと思う。

・ビオラ
ちょっとヒロインにしては年齢を感じる声だけれど、夢神楽さんにしては珍しく太陽タイプのヒロインだなと思う(そんな判断が出来る程は見てない)月タイプが多いから。本当はシンプルをシンプルとしてそのままありのままの人が桐乃さんの本のヒロインに合うと思うんだけどね。
理屈ではなく、感覚で自分が正しいと信じている。だから、論理が破綻している彼女に周りはいらいらするのと同時に彼女を通して自分が信じられない光と希望の存在を信じる事が出来る。
パープルを見ての追記。
彼女は出て来るといつも彼女が中心になる。グリーンよりよりパワフルだった。

・レイン
シグナルグリーンでは存在感が薄かった。
だけど、声に厚みがあるから、どんなキャラかはわからないけれど、彼は何かの中心にいる人だなと印象に残る。シグナルグリーンに関してはそれだけで十分だと思う。
パープルを見ての追記。
彼が実は一番よくわからない。主人公と旅人という傍観者・第三者の両極端な要素を持っている。1つのシーンで物語の中心と脇役を瞬間移動する。さっと空気になったかと思うと言葉を発っした瞬間にどうしても存在感が出て、彼が中心になる。舞台の特性もあるんだろうけど、それに拍車がかかった感じ。
OPの時は色っぽくビオラを扱っていたけれど、結局、彼女への思いは恋心というよりも人間的な尊敬に変わったような気がする。

国の話である意味歴史の話だから、概念的な部分がなく、かつ、全体ではなく、ジェード(とモクレン)という注目して描く個人がいたから、構造としてはすごくわかりやすかった。
キャラが多くて、横文字の地名国が多いからその把握だけ大変だけど、それが染みつけば、むしろ、これまで見て来た夢神楽さんの話の中では随一でシンプルでわかりやすい。
理屈抜きな感情に訴えかける演出が出来る劇団さんだから、あんまり複雑にする必要ないと思うんだけど、いつも何かしらこねくり回すから。キャッチ―な言葉は好きだけど。
それも人数が少ないのならいいけれど、今回は30人って……とげんなりしていたものの、良い感じにいろんなものをばっさり捨てた(これが本編ならブーイングものの説明不足さだけど)のは逆に好感。全体の説明がいらないなら、まだパープル見てないけど、こっちの方が良作と感じるんじゃないかなと今から思っていたり。
それに30人を描き切るならやっぱり今回くらい必要なんじゃないかな。
パープルを見ての追記。
個人的にはグリーンの方が好き。まあ、諸々先に見てしまったので、感動が薄まってしまったのかもしれないけれど。
パープルはやはり物語を進めて、全体を描くのが目的になってしまうから。アンバー・マリー・サルファ・フローライトあたりはパープルの方が好きだったかもしれない。
夢神楽さんはOPとかダンス部分が好きだけれど、今回の光を使う演出は好きだった。
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