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吟遊詩人~伝承~project4

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勇者と魔王がいる1つの世界について複数のサークルが作成した短編を集めた短編集。このシリーズの確か最後の作品だったと思う。

だいぶ前に聴いたものを聴き直して書いています。
クレジットが手元にないのですが、最初は薬草をつみに行くために勇者がギルドで残っているメンバーを集めてパーティを作るがどれも一癖も二癖もあり、女剣士は元男で、薬師が作れるという回復薬はお酒、魔法使いが使える補助魔法は胸を大きくすることだけという。その内我慢の限界に来た勇者が魔物そっちのけでメンバーにキレてしまうというギャグ作品。ギャグというと何でもありになっちゃうのですが、少し勢いでごり押しした感じはありますね。
次は五国間協定で国と国を渡れない場所で先生に吟遊詩人と呼ばれる国を渡る者を探すように命じられた男性の話。吟遊詩人は結局先生と因縁があったということまでわかるのですが、セリフが世界設定の説明台詞がかなり多い。そして、最後はウェブで(かつ小説)という荒業。ダメとは言わないですが、パッケージが無い今続きを読んで物語の評価をつける術がない(苦笑)
次は元は老いた国王が勇者が次々に倒れるために自ら魔王が住む地に行くという話。そこで、本来は攻め入っているのは自らの国で魔王と呼ばれた人は種族関係なく親を亡くした子を住まわせ良き王として統治していたことがわかります。
明らかに大臣は王様が死ぬようにまともな装備を与えず送り出していますよね…これは魔王を倒すのではなく、きれいに収めた話ですね。
次はなぜか乱暴な勇者に怯える王の話。その勇者が魔王を倒して勇者が乱心すればもう勇者を止められる者がいないとわめく王を臣下が悪に染まった王は魔王だと倒してしまう。すっきりした話といえばすっきりしていますが、かなり極端な方向にもっていったなという印象です(苦笑)勇者がどれくらいのもので、王の意見がなるほどと思うのか臣下のように考えすぎでむしろ王の方が乱心しているのかと捉えるのは想像の中なんでしょうか(描写があっても良い気はしますが)
最後は吟遊詩人の1人語り。平和になったけれど、過去の英雄も魔王の伝承も薄れて、自分たちが世界の最上の位置にいるとおごる人間にはまた魔王と呼ばれる存在が現れるのではという暗示ですかね。それとも単純に争いがあっても心躍る物語が溢れていた時代の回顧か。
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