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視聴note   ただしいバラの愛しかた

2017_11_03 .Fri
MarchenMarch  
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http://marchen-march.com/rose/

敷島旭   : しぐれなお
ソウビ   : 春希ジュン
三笠灯路  : 美藤秀吉
案内人   : PECO

北の主   : 橘こむぎ
路地裏の主 : かずらなつ

天合正太郎 , みや。 , 黒守九十九 ,
更科真都 , 清澄ユユキ

【注意】
※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り
敷島旭は夢から覚めると見知らぬ屋敷の庭に寝ている自分を見つける。その屋敷は青の薔薇に囲まれた豪華な屋敷で、そこで騒がしい案内人のアカペラに自分は死んだと告げられる。受け入れられないまま通された地下の部屋で屋敷の主ソウビに試練を与えられる。

鳥籠街の主人の3人目ですね。最後に既出の2人も出てきます。
同じように何かしら未練のある人間が彷徨いこんできた訳ですが、旭には欠けた記憶があり、それを同じようにこの屋敷に来た灯路と共に探します。ここに来た人間は怒りと憎しみに自分を焼いてしまった者ばかり。それは誰に対してのものだったのか。

最初に結論だけ言ってしまえば、難しいことをしたなという印象です。
旭は最初から完璧な兄へのコンプレックスばかりを強調していて、怒り・憎しみの炎は兄に向けられたものと想像してしまいますが、結論は、そんな兄を見捨てることを一瞬でも考えてしまった自分に対して。
その転換はなかなかに難しいですね。ちょっとコンプレックスの表現を引き延ばし過ぎたかもしれません。同じく才能豊かで、こちらは旭の兄と違い、自分の才能を主張し、他人を見下す灯路と対比して、兄はそうではなかったと気づく流れの方がまだわかりやすいですが、その前に兄は才能だけではなく努力の人で他者にも優しかったと気づいていたというのが真実ですからね。
あと、暗喩というか最後に旭が懺悔を述べる時に兄は太陽で、その光をまだ求めてしまうという言葉は、薔薇園の地下にいて、光を浴びずに消えていくことを表現しているのでしょうが、言葉遊びに傾き過ぎてちょっとわかりづらいかも(苦笑)彼の思いについて少々消化不良な部分があります。あ、それ自体がダメという訳ではありません。だから、最初に書いたじゃないですか、難しい事したなって。
これまでの鳥籠街のシリーズの作品はその内面の変化に関してはかなりシンプルだったから、今回複雑にしたなという印象です。
それで言えば、一貫して、変化のなかった灯路の内面はとてもシンプルでわかりやすい。
自分の方が誰よりも価値があるはずなのに、愛されないことへの不公平さ。それが才能が無いのに愛される弟への怒りと憎しみに変わった。
最初は物腰柔らかで、淡々な感じ(もっと高圧的で、高飛車な雰囲気かと思えば)からだんだんと旭への扱いの雑さが目立つようになって、彼の他人は皆バカばかりという蔑んでいるところが滲みだして来るのが良いなと思います。一気に出すという感じではなく、本当に隠しきれずに滲みだす感じ。脚本もそうですが、やはり美藤さんだなーと思います。
最後に旭と灯路が言い争うところは結構時間かけている気がするのですが(何分かは見てない←)だれずに圧巻だなと思います。
今作は出て来る人が少ない分、そういう語りやら会話が多いですが、飽きることがなかったですね。
主人公の旭を演じるしぐれなおさんはナレーションとはちょっと違う聴きやすさがあるんですよね。だから、主人公で語りが多かったですが、聴きやすいし、すーっと入って来る感じがする。
でも、一方で、呻きながら話しても聴き取りやすいから結構言葉を潰すというのか、それでいけるので、そういう絞り出す感じの演技が非常に好き。旭はイラストだけを見るとはつらつなスポーツ少年ですが、全然そんなことはないですからね、むしろ、真逆(笑)
案内人のPECOさんはもう予想通りというか期待通りというかあのテンションあの雰囲気、待ってました(笑)出番最初だけなのにこの存在感たるや。
で、主人のソウビですね。もう春希さんの少年声とか企画者は私を殺すつもりとしか思えないんですが、ありがとうございます。絶対美人だろとイラスト見なくても思ってしまう、自分の美貌を当たり前のように言う彼に誰も否定できないし、拒否感が無いの凄い。この圧倒的な感じ、灯路見習って←
まあ、癖なんだろうと思いますが、春希さんは少々話すの早いですよね。そこが周りとペースが合えばなお良かったかなとは思いますが。
特にソウビはゆったり構えて話す感じのイメージだったので、ちょっと気になりました。

それぞれの兄と弟が良い人過ぎて、まあ、そりゃあ、コンプレックス感じるわ(苦笑)
あ、そうだ、兄の青の薔薇の花言葉もちょっとわかりづらいかな。不可能という花言葉はもとから知っていましたが、それをどう繋げるのかなと思っていて、うーん、わからないでもないですが、たぶん、もうサッカー出来ない彼へに対しての言葉とかなのかなーとか思いますが、そんな感じでちょっと解釈が難しいかもしれません(苦笑)だから、兄の苦しみや悲哀がこうすとんと落ちてこないのが残念。

意外に好きなのは灯路のお母さん。弟を殺そうとした時に入って来た時のあの悲鳴よ。空気を切り裂くとはまさにあの声ですよ。ああ、悲鳴ってこういうことを言うんだと思いましたね。あの悲鳴めっちゃ好きです。黒守さんですよね、たぶん。
それだけですが、何か?←

あとは旭が燃える家に飛び込んで火にまかれている兄に助けるからと呼びかけた次の瞬間には天井か壁かが崩れるあのシーン以外にくるものがありますよね。第三者としては無情に未来ある兄弟が死ぬ様というのは、あー……と声を失います。その変な演出のないあっさりさが逆にね。
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