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視聴note   スプートニクの記憶

2017_12_10 .Sun
碧空プラネタリウム  
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http://hekiku.net/sputnik/

菫 : 雨宮梅子
蒼比古 :緋乃 玲
錆 : さかと
東雲 : TAK
若菜 : ひげ太郎
浅黄 : 樹 透音

【注意】
※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り
キャラバン隊で旅をする菫は本に書かれた遺跡に行くことを夢見ていた。ある日、砂嵐に巻き込まれ、弟分の蒼比古と共に隊からはぐれた菫は忽然と現れた寂れた都市に辿りつく。

碧空さんらしいしんと静かな夜に語りかけるようなファンタジーです。たぶん主人公によって雰囲気が変わるんだと思いますが、静かなだけではなくて、前を見据える強さを感じるのは菫のキャラクター故な気がします。実は気が強い女の子というのは声も言っていることも頭がキンキンしてあまり好きではないのですが、菫は子どもらしい真っ直ぐさ、後ろめたさも後ろ暗さもないまっさらな高潔さがありました。キャラバンの何よりも命を尊び、欲に溺れてはならないという言葉に強いプライドを持っている。それを真正面からぶつけられた錆は彼女が眩しくて仕方なかったでしょうね。先に関連作の月の見た夢を聞いて彼の言う知り合いがどんな人かは聴いていましたが、似ているのは彼にとって光、生気に満ちていたからでしょうね。
隊長の東雲は実は所々言葉尻に引っかかりを覚えていて、頑なに菫の話す遺跡のことを否定するのは豪快な彼らしくないですし、遺跡で再会した時に、ここに来るとは思わなかったと言った。来れるではなく。なんだか表現が引っかかるなと思ったら、彼にとっては長居したくない理由があったから。彼にとっては後悔の場所、自分の罪の場所。
それを告白したことは凄いと思うけど、どこか潔癖なところがある菫には自分の中心に置かれた彼の教えを揺るがす内容だった。
人間誰だって間違いを犯す、言っていることが正しくても、その人生全てが正しい訳じゃない。それを幼い彼女はまだ知らない。
でも、一方で隊長を非難するのは彼女が錆の思い出を大切にする優しい子で、強い言葉の端っこに涙を見せるような優しい子だから。
姿形が変わらずずっとメイヤで生きて来た錆。ムーンディスクを残した彼の知る人は彼の記録を残したかったんだと彼は言って菫にムーンディスクを託したけれど、それは1つの事実で、本当は彼に生きる理由を与えるためだったんじゃないのか。1人残していってしまう彼が、自分の残したメッセージを聴くために、聴けなくても、彼の彼の記録を残したいという意志を引き継いで、それを理由に生きてくれるように。錆は彼に似た菫に託すことを一番だと思ったんだろうけど、それは本当に彼の望みだったんだろうか。でも、錆にすれば、ずっと1人でいるのは、終わりのない記録の守り手であることは、残酷な使命になっていたのかもしれない。

最初の出だしもそうですが、今回は特に音楽の使い方が朗読劇というよりも映画っぽいような(感覚ですが)激情を駆り立てるような音楽の使い方のような気がします。

出演者がお馴染みの方々で安心感。
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