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視聴note   una:chenter Vol.14

2018_03_31 .Sat
舞台  
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【上演演目】
田丸雅智 作 「ペーパーノイズ」
橋本美佳 mercy 他 青葉 作 「櫻並木デ逢ヒマセウ。」
織倉俊哉 モリサキタテワキ 芹澤けい
じゅんのすけ 作 「えすぺらんさ」
浅沼諒空 たけはなみれる
古賀勝哉 作「ハートにコブラツイスト」
渡辺吾郎 モリサキタテワキ
植田そうへい 作 「ゴースツ 入浴後の幻」
狼谷洸花 たけはなみれる 浅沼諒空


【注意】
※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り

1、ハートにコブラツイスト
最初にお2人に共通のことを書いてしまうと音圧なのか、音量なのかがある男性お2人だったので、圧と圧のぶつけあいみたいなところがありました。強弱があれば良かったのですが。1回目の公演で最初の演目で、初っ端からかんだ動揺のためか、全体的に話し方が駆け足で上滑りな感じがします。
特にマスター役の渡辺さんに感じることではありますが、言い間違えは基本的にそんなに評価に関係しないのですが(無いにこしたことはないけど)「間」が中途半端な気がします。確かに躊躇する時とか重要セリフの前の溜めはあるけれど、機械的に間を入れているような感じを受けます。空気を味わう前に次のセリフに行くので余韻が弱い。お気楽なマスターが真面目になるセリフは明らかに空気が変わるところで、重要なセリフだとわかりやすいので、そこでたっぷり時間を使わないと勿体ないし、駆け足なのが諸にわかってしまいます。出来れば、そのセリフを受けるモリサキさんにもその空気を作って欲しいですね。お2人とも相手のセリフを聞いてそのセリフを受けて話すをもう少しして欲しいと感じます。自分のセリフであっぷあっぷしているように見える。
身につまされるような内容な分、共感を掻き立てられないのは残念です。後半は前半よりもまだ少し慣れというか落ち着きが出てきたようにも感じますが。
他の演目に比べて曲の使用が少ない気が?曲によってシーンの雰囲気を助けることがなかったので、もう少し演出で助けてあげても良かったかもしれません。
本間という役はモリサキさんの苦手な部分が諸に出ていたように思いますが、あれは園長さんの愛の鞭だったのか、別に意図してないのか気になるところですね。台本段階では、本間は無色で色がないように思います。台本通りにやってしまえば、つまらなくなる。それをどう色づけするかは演者によると思うので、遊べば良いのにと思うけれど、モリサキさんの生真面目さが台本のままでやってしまった感じがあります。
最後のサクラの話の真面目で堅物の役なんてモリサキさんの得意どころだったからギャップがすごい。同じ人の演技とは思えないですね。
外見が見えてしまうリーディングライブとしては、あのお2人じゃないとキャスティングは合わなかったんでしょうが(本間は園長さんやmercyさんでもいけたかな?)もう少し本番強めな方を入れても良かったかな。演目的にバーが舞台のにこの話を最初に持ってこないと意図した構成にならないでしょうから、順番変えるのも難しいでしょうし。

2、ゴースツ
ギャグ風味な部分が最初強めだったので、テンポが良かったですね。ヒステリック気味の安藤も、どこか間の抜けたところが可愛いゴーストもキャラが強かったですし、そのキャラにきちんと合わせているので、配役が合っているとも感じます。
安藤が活字の仕事をしている内にいつの間にかゴーストライターになってしまったというのはもう少し落としても良かったかもしれませんね。これは演技の問題というよりも脚本の問題で、ゴーストが安藤の願いを叶えるほど肩入れする理由が薄くて……それをカバーするためには演技でだいぶ苦労している感じ、努力と技術が報われていない感じを出さないと、都合よくあっさり片づけた感じが出てしまうように思います。
ゴーストの去り際の捨て台詞の言い方可愛かったんですけどね。そして、ちょいちょいうさんくさい声で登場する園長さん演じる編集者。悔しいですけど、殴りたくなるような都合の良い感じがうまいなとは思います。

3、ペーパーノイズ
演者さんの中でも人気だった演目とのことですが、理由は聴くとわかります。地の文のようなモノローグよりもナレーションよりかな?(最初は語り手の背景が見えなくて個性が薄かったので)正統派の朗読という作りですし。シンプルでわかりやすい。脚本の出来としても一番良かったように思います。なので、脚本の出来に助けられている可能性も無きにしもあらずですが、演じているお2人の話し方も整っているので、合っていたとは思います。橋本さん演じるリサはお悩み相談(みたいな雰囲気)番組のパーソナリティにちょうど良い落ち着いた声でしたし。mercyさんは演技を聴いたことがあるので、こういうカチッと決まった語りには合いそうだなという予想はしていました。
比べるのもどうかとは思いますが、こちらは1と違って間の使い方が、言い方は悪いですが、こなれている感じがします。
最後、語り手の男性からのお便りでぺらぺらぺらとめくっていく感じが一定の音程で読まれているとのにシーンとしての高まりを感じて好きです。最後の最後で語り手の背景出すところはにくいですね。

4、えすぺらんさ
脚本としては面白いことをしているなと思いつつも、精度的にはあと一越えという感じの話だなと思います。抽象的な2人の男女の間に流れる空気感や、事情を隠しながら彼らの罪悪感と相手への恋慕の情、そして、2人で車で遠出をする現実の描写が入り混じっています。この描写の出すタイミング、順序、割合がもう少し工夫の仕様があるように思います。先に抽象表現を連発し過ぎましたね。夜中に車で出かけたり、靴下を後部座席に放り投げるというラフで近い親しい2人の関係性、そこの現実描写をもう少し前よりにしてしまって良いのではないかと。抽象的な描写は後で良いんじゃないかと。
大きな理由としては一番わかりやすい演出のセリフを男女入れ替える部分があまりにも先過ぎて、その後のシーンがダレる。恐らく自殺しようと海に入っていき、でも、死にきれない。それがたぶん2人の逃避行の意味が生きるという方向へと大きく舵を切った瞬間だろうから、最後で良いんじゃないのか……というのをここで書いても仕方ないですけど。
セリフを入れ替えた理由はなんだろうか。好きな演出ではあったんですが。その前後の感情的なセリフと比べると少し離れて客観的な視点になっているような気もします。あとは、2人の離れられない運命のような、一心同体のような。トモヤがサトミの状況や心情を理解して、サトミがトモヤの状況や心情を理解する、自分のことのように。そんな錯覚を起こすからもしれません。
たけはなさんはゴースツもそうでしたが、素朴な無邪気さを感じて、どこか幼くて汚れることに耐えられないサトミの雰囲気に合っていますし、園長さんは1つのセリフに細かく感情を入れこんでくるので、下手すると単調になりそうな部分に変化があったように思います。が、最初の抽象表現連発のところは流石に物語に没入するのが難しくて、実は物語が染み込む前に過ぎてしまって印象が薄い(苦笑)あ、切ない感じは伝わってきたんですが、印象がぼんやりして細分化が難しい。
物語としては最後に彼らが義理の兄妹で、なんらかの事情で父と母を殺して逃げているというオチまで来て、あの表現はそういうことかとわかるのですが、流石に最後まで引っ張られると印象は既に弱まっている。

5、櫻並木デ逢イマセウ。
これ音声作品で聴いたような気がします、確か。なので、古い時代の話といううろ覚えがあったのですが、そうでないと時代が途中までわかりづらいかもしれません。織倉さんも、芹澤さんもまっすぐなきれいな雰囲気・関係性を出す事には成功していますが、ちょっと現代っぽい雰囲気なんですよね。強いて、昭和とか。文士という単語で察しろという感じはしますし、台本内に時代背景を感じるセリフが少ないせいでもあるのですが。
きれいな反面、少し単調な感じもします。桃川が恋慕の情に少々ドライな反応な気がします。女性的な文章で描く豊かな情緒の持ち主ならもう少しその部分が出ると良いですかね。普通に女性慣れしていない男性が女性と緊張して話しているだけのような。もっと特別感があると良いような。最後の小説が出来上がって、桃川が桜子に見せに行くシーンはわかりやすく感情が動くので、変化を感じるのですが。
桜子も手紙での語りの空気感が好きでした。散って行く儚さや、でも、悲しみだけではない、死が次の始まり・再生を暗示する感じの優しい感じとか。桃川と話す時にも近い雰囲気があると良いですかね。でも、メリハリを出すためには普通に会話するシーンでは別れや彼女がずっと彼のことが気になっていたという空気感出さない方が良いのかな(そういうセリフも乏しいから出そうにも出せなかったのかもしれませんが)
梅田はさっき書いたようにモリサキさんに合っていたので、1つ目の演目とは見違えるよう感じでしたね。
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