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NOSTALGIA

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エリィ=ストナ:結内狼
神代仁:額賀拓実
結城宙:金城たわし
時任零司:高峰夏苗
楊愛里:ごじゃっぺ
メイ=ロックウェル:AYA(音声劇団ばなわに!)
ジャン=ロックウェル:近衛頼忠
航:寺島八雲/谷風結香<幼少期>
陸:緑風音
リナ=ストナ:藤間みずき
シュウ=ラヴァンシー:浅沼諒空(音声劇団ばなわに!)

【注意】
※感想が不親切、というかメモだから意味不明
※ネタばれ有り
※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な部分も有り
スペースデブリ、宇宙のごみとの衝突事故で多数の死傷者を出したノスタルジア号。そこにいた人、戻らない人々を思う残された人、そんな彼らの物語。

最初に書いておくと、遊玄堂さんってほんとコンビとカップルの間くらいの2人を描かせると最強だなと思います。1人1人はそこまで個性が強いという訳では無いのですが、2人になるとカチッとはまるというか、持っている雰囲気が増幅するというか。今回もそういう話だったなと思います。

最初はパイロットの仁とシャトルに乗って亡くなった婚約者の妹エリィの話。
罪の意識から逃れるためにしょうがなかったと言い続ける仁が本当は一番しょうがないと思っていないんじゃないか。何か出来なかったのかと。だから、必死になって言い続けるのではないかと感じて切ない。プロローグで宇宙への愛を語る人が真っ暗な宇宙を否定する。
10年が経って、一般人だったエリィがパイロットで、パイロットだった仁が整備士になっている。10年って短いようで長い。あとから長いようで短いとも感じるけれど。
最初のシーンのような恨みつらみが感情的に噴き出すのと違い、穏やかな関係になっているけれど、年月を重ねた分凝り固まって触れられない部分が出来て良そうな気がしますね。
デブリ回収会社で仲間でありながら、どこかぎこちなさを感じてしまうのは、加害者と被害者の関係性が残ってしまったからかもしれない。仁はそれだけではないだろうけど、エリィは少なくとも罪滅ぼしで彼がここにいると思っているのではないか。
思いを寄せていた仁に姉に比較されて笑えるのがエリィは強い女性だなと思う。嘆いて宇宙を否定してパイロットから退いて、仁も苦しかっただろうけど、ここに来て宇宙を愛して宇宙を飛ぶことを楽しんでいた彼が好きだったエリィもそこから遠のいた仁を見つめることが苦しかっただろうと感じる。

次がエリィの会社に勤める宙と零司の話。
宙はころころと転がるような子で、零司は最初はどこか堅物な感じ感じがする(意外にそうでもなかったけれど)だから、真逆のコンビのような最初の印象。
宙が人の顔を覚えられないという自身の障害を語る。既に一定低い感じの声なのですが、「なんだそれ」という一言の声の変化がわかる。怪訝そう、何かを問うような感じで。危険な仕事な中で記憶障害があるといことにちゃんと危機感を覚えて真面目なんだろうなと思う。その後にちゃんと知りたいと言っているところも含めて。一見しゃべり方がバカっぽそうな宙だから、簡単に雑にあしらわれることもあっただろうけど、零司は彼女に真摯に向き合っていて、彼女自身も意外そう。
彼女がそんな風に常にへらへらとしているのは、思い出せなくて泣けないからなんだろうかと泣きたいじゃないという言葉に感じる。
最後に零司も宙の写真を撮っておく、宙も忘れられてはいけない人間の1人のはずだから。 
忘れないから忘れないでという宙の言葉は、本当は彼女が恐れていることって、誰かを忘れることじゃなくて、自分も忘れられるかもしれないということだったんじゃないだろうかと。でも、自分のことは零司が覚えて彼女が死んだときは彼が泣いてくれる。そう思えることが彼女の救いだったように思う。

3つ目もエリィの会社の社員で加害者のレッテルを貼られた船長の娘メイと被害者の遺族だった愛里の話。
敵意を出しながらも最初から愛里は残酷になれない優しい子だなという感じがします。自分がひどいことを言っているという自覚がある。もしかしたら船長には何かしらの非があったかもしれないけれど、娘の彼女には何も非はない。そう思いながら、この糾弾はお門違いだと思いながら、それでも感情を制御できずにひどいことを言ってしまう。
でも、本当は加害者と被害者じゃなくて、同じ愛する人を亡くした者たちでしかない。
メイはそこが彼女の特性なのかもしれないですが、さっきまで自身を非難していた愛里との間に彼が築いた壁をすぐに飛び越えてしまう。あいちゃんという呼び方は子ども扱いという感じがしますが、大なり小なり親しい人にはあだ名をつけるのが彼女流らしいですね。それが可愛いからとのことですが。それが彼女なりの愛情の示し方なのかもしれない。
5年という時間が追加で経過する明確な変化・区切りはなく、突然な感じはしますが、メイを呼ぶ愛里の声が優しくなって親愛を込めている感じが結構あっさり5年の経過を聴いている側の心を追いつかせてしまう。
イメージとして船長も出てきますが、ロックウェル親子は穏やかで優しい良い親子だなと思う。
愛里は出会った時が15歳でまだ子どもという年齢だけど、5年経って20歳か、子どもじゃなくなる。自身がメイに言った子どもじゃないんだからという言葉が自身に戻って来る。
愛里自身、メイを許せないことが許せないけど、メイがそれを許してくれることに甘えている。そんな彼に対して、子どもっぽい雰囲気でもやっぱりがメイが年上なんだなと感じます。
正直、愛里が許せない気持ちを素直に渡してくれるからつらくないという彼女の言葉はまだかみ砕けないでいる。なんとなく雰囲気は感じ取れるのですが。
この言葉は父親の言葉に関係あるのかな?感情をそのまま素直に伝えることで相手が愛してくれるという。でも、それは幸せだと伝えるところにかかるのではとも思っているのですが。
細かい部分の解釈は置き去りになっているものの、加害者と被害者の関係を切り捨てるのではなくて、それを飲み込んで彼らの関係性に消化させていくのが彼らの生き方なんだろうなと思います。

航と陸、彼らはエリィの会社の社員ではなくて、エリィたちにエンカウントする。
陸はノスタルジア号に乗っていて、顔の左半分を怪我して、家族も同時に失った。なんで新しい名前を必要としたのか。記憶がない?ということは語られていない気はしますが。
それでも旅することを意味する航が戻って来る場所という意味で陸の名前を与えられる。それだけが彼女に残された存在する意味になる。
ノスタルジア号のことがなければ、陸はもっと幸せだったかもしれないという航からの、陸の大丈夫が機械的で無感情で、でも、自分に言い聞かせている感じが恐い。全部抑えて抑えて彼の負担にならないようにしながらも最後は抑えられずに感情的になってしまう流れが好きです。
陸に取っては家族がいて、本当の名前を取り戻すことよりも今の自分じゃなくなる方がつらい。航が戻って来るところ陸じゃなくなる方がつらい。

エリィの姉リナと同僚のシュウの回想。
婚約して結婚間近のリナに対して、彼女が好きだったという告白。まあ、そうだよな、そうだよな、出て来た時から普通の同僚じゃないと思ってましたよ。
そんな彼に対してごめんなさいの言い方が良い女というか、さっぱりした感じがエリィの姉だなという感じがします。荒っぽいエリィよりも男前かもしれない。
終わった恋で軽口たたきあうのが大人の関係という感じがします。ただ、その中に出て来た奪う勇気があるかというリナの問いかけは雰囲気が違っていて。彼女は何を確認したかったのか。シュウはあると答えたけれど、彼女はそれに対しては返していないような気がする。
さらうぞと言いながらもさらわずに見送ったシュウ。シュウに友人以上の感情がリナにもあったんじゃないのか、短くて言葉少ないけど、行間に込められたものが多い。

全員集合の回。
不法投棄の奴らに一発かますのが、当然というのはエリィらしいですが、当然じゃないと返すシュウ、正論ですね(笑)
ここでは意外にハイテンションなあいちゃんで、機体をご老体(笑)と呼んで社長にお説教する姿が、恐らく彼が最年少だと思うんですが、微笑ましいなあと思います。
機体が陸は言葉を選んで年代物と言っていましたが、骨董品という表現がどれだけおんぼろかわかりやすいですね。美術品ならともかく、実際乗って動かす人間からすれば機体が骨董品って嬉しくない。
陸の笑い方がかっこいいですね。さっぱりとしたボーイッシュさがあるというか。
10年もすれば細かい事情がわかっているようで、きっかけはたった一本のボルトで、それが、多くの人の人生を狂わせたというのは、これまでのお話の中で感じる。陸のありがとうの一言で事情を察している感じが当事者たちが共有する空気ですね。
今では仁はエリィ個人を見ていて、婚約者の妹ではなく、彼女の心配をしていますが、そんな仁に対してつないでおけよとシュウは言っていますが、それは自分がリナに出来なかったこと、ですよね。過去を知っているから軽く言っていても後悔の混ざった重い言葉だなと感じます。

最後はもうこの世にはいない2人の対話。
ほとんど他人視点で語られていたリナと船長ジャンが主体になる。
人間が宇宙に恋をして、愛して、知りたいと思って人工衛星を打ち上げて、それが宇宙を散らかしている。
それを丁寧にに取り除いて愛し直そうとしている。  
人間と宇宙の関係を恋愛に見立てて語っているのが彼女の様子が既に宇宙にもこの事故にも負の感情がないことがわかる。責められ続けて、娘にすら苦労を掛けたジャンは彼女の感謝しているに救われているでしょうね。優しくて強い人だなと思う。
ただ、仁とエリィの中も認めていて、彼女は愛する者が幸せであればそれで良いというだけの人なのか、もっと中身を見てみたいとは思いましたが。シュウとの会話とかでもっと彼女の内面が見えたら良かったんですけどね。でも、あれはあれで語るに落ちない方が良いのかな。
メイの嫁入りはまあ、諦めた方が良いよ(笑)

それにしてもこれ音源欲しいなー
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Author:幸橋
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※私的メモなのと気軽に聴きたいという理由から作品名だけの記事や感想が不親切な記事も多数
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※作品に抱いた違和感を考察する事が多いので、結果的に批判的な感想が多くなる傾向があります

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